今はリアルに繋がる時間より、SNSで繋がる時間の方が多い人が大半だと思います。そんな中で、LINEで「誕生日おめでとう!」と送る時に、いかに送った相手に、「グッと」とプチ感動を与えることができるか?
そのヒントは、LINEの文面ではなくてタイミングにあるんです。今回は、僕が経験したことをもとに、その秘密について書いてみたいと思います。
一日前に送られてきたバースデーLINE
去年、女友達A子から、こんなLINEが送られてきました。
「明日、誕生日だよね。一日早いけど、明日忘れそうだから、早めのハッピーバースデー♪」
期待していたわけじゃないけど、まさかの一日前に意表を突くバースデーLINE。誕生日、当日も、色んな友人から「おめでとう!」LINEは送られてきたものの、前日のA子からのLINEが一番嬉しい気がしました。
「一日後じゃなく一日前」だから心に残る
なぜ、A子のLINEが嬉しく感じたのか。考えてみるといくつか答えが見えてきました。
当たり前ですが、一日前に送られたことで単純に他の数ある「おめでとうLINE」に埋もれなかったということ。もし、一日後だと他のLINEに埋もれないまでも、「何、忘れて送ってきてんの?」と逆にマイナスな気持ちになってしまいます。
一日早く送ることで、A子は俺の誕生日をずっと覚えていてくれたんだなと嬉しくなってしまいます。もしかすると、スマホのスケジュールに登録までしてくれてたんじゃないかと想像までかりたてられました。
また、A子のメッセージの「忘れそうだから」という憎い文章も、ボデイブローのように後で効いてきました。
A子は、けして、計算高い女子ではないので、戦略的にやってるとは思えませんが、このA子の「一日前バースデーLINE」は、相手のこころを掴むLINEテクニックだと思います。
LINEの文面で、相手のこころを掴むには、それなりの文才が必要でマネするのも一苦労ですが、今回紹介した「タイミング」はすぐにマネできるので、一回やってみる価値はありますよ。
(イラスト・トミムラコタ)