日常生活で実は役に立つ砂糖活用法
砂糖はどの肌質にもあうフェイス・スクラブとしても使えるし、安価で毒性もなく、臭いを吸収してくれる便利なモノとして掃除にも利用できます。でもこれはほんの氷山の一角。日常生活で役立つ砂糖の意外な使い道のいくつかをお教えします!
01. 切り花を長持ちさせる
切り花に養分を与え、イキイキさせるのに砂糖を利用できます。ブルックリン・ボタニカル・ガーデンの園芸専門家のおすすめは、1リットルのぬるま湯に砂糖と酸素系漂白剤を各小さじ1杯混ぜ、そこにレモンまたはライムジュース小さじ2杯を加えたものを花瓶に入れる、というもの(漂白剤が雑菌の繁殖を抑え、柑橘類の果汁がpHを整えるので、茎が水を吸い上げやすくなります)。
02. 傷を治す
床ずれ、潰瘍、切り傷などの開いた傷口に砂糖を塗ると、痛みをやわらげ、治りがあきらかに早くなるということがイギリスの病院の研究でわかりました。砂糖は傷が乾くのを助けて皮膚の治りを促進し、感染の原因となる雑菌も乾燥させるからです。裂傷の治療に砂糖を使うという昔ながらの方法は、いまでも一部の開発途上地域で広く行われていますが、現代の抗生物質よりも効果がある可能性を示唆する研究もあるようです。
03. コーヒーミルの掃除
電動のコーヒーミルを新鮮なスパイスをひくのにも利用している人もいるのではないでしょうか。しかし朝のダークローストコーヒーを飲んだら、前日ひいたクミンの味がするという事態は避けたいもの。でも水で洗えないコーヒーミルをどうやってきれいにしていますか?
簡単な方法は、コーヒーミルで砂糖をひいてしまうこと。砂糖がコーヒーミルに残っている油分や臭いを吸収するので、コーヒーにスパイスの残り香が!ということはなくなります。
04. チーズをカビから守る
手作りチェダーチーズに角砂糖をいくつかくっつけておくと、カビを防いでくれます。どうやら、砂糖が水分やカビの胞子を寄せつけてくれるので、チーズのほうにはカビが生えなくなる、ということのようです。
05. 草のシミをとる
花壇のそばで膝をついて庭作業していたら、ジーンズにガンコな草のシミが付いちゃった。そんなときは、大さじ2杯の砂糖に水を少々加えてペースト状にしたものをシミに塗り込んでみてください。1時間ほど放置してから普通に洗濯すれば、シミはきれいにとれます。
06. しゃっくりを止める
小さじ1杯の砂糖を飲み込むと、本当にしゃっくりが止まります。乾いた砂糖は飲み込むのが容易ではないため、それがしゃっくりの際に横隔膜のけいれんを引き起こす神経筋に作用するのではないかと専門家は考えています。
07. 手についた料理の臭いをとる
料理をしたときに手についたタマネギやニンニクの臭いは、何回手を洗ってもいつまでも残ります。砂糖は臭いと油分を吸収し、さらにスクラブの役割も果たすので、せっけんよりも効果あり。スプーン1杯の砂糖と食器用洗剤で手をよくこすれば、きれいに取れるでしょう。
08. クッキーを湿気から守る
カリッとしたジンジャーブレッドやザクザクしたピーナツバタークッキーが好きなら、保存容器に角砂糖を2、3個一緒に入れておきましょう。砂糖が水分を吸収し、クリスピーなクッキーが湿気てしまうのを防いでくれます。
Rebecca Straus / 8 Things You Never Knew Sugar Could Do Around The House
訳/Maya A. Kishida