年間9百万人以上もの人々が、不衛生な食品を食べて病気になっていますが、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)の最近の研究によれば、こうした病気のうち46%の疾患を引き起こす有害な細菌で、果物や野菜が汚染されているという報告があります。また、食材を洗う理由はそれだけではなく、従来の方法で育てられた野菜の多くには、かなりの残留農薬があるからです。

きれいに洗って、1日に5種類の果物や野菜を食べましょう

しかし、こうしたデータをこわがって、食卓に彩りを添える農産物を避けることはありません。ただの水で20秒間洗うだけでも、いくらか細菌を取り除くことができるのです。もっと徹底的に殺菌・洗浄をするなら、簡単に手づくりできる野菜洗浄剤が、病気を引き起こす細菌を減らすのに役立ちます。

シンプルな野菜洗浄剤

レモンジュース 大さじ1 蒸留酢(ホワイトビネガー) 大さじ2 スプレーボトルに入れた冷たい水道水 1カップ

すべての材料をボトルに入れて混ぜ、よくふって、野菜や果物にスプレーします。調理する前か、生で食べる場合はお皿に盛りつける前に、水道水ですすいでください。

葉物野菜向け洗浄剤

蒸留酢(ホワイトビネガー) 1カップ 水 3カップ

水と酢をボウルに入れて混ぜあわせます。その中に葉物野菜を2分間ほど浸したあと、水でよくすすぎます。

『Cook's Illustrated』誌のリサーチャーによって、この洗浄剤が食品についた細菌の98%を殺菌することがわかっています。CDCによれば、そのほかの農産物とくらべて葉物野菜は大腸菌に汚染されている可能性が高いとのことなので、この洗浄剤は葉物野菜によいでしょう。殺菌力をさらに高めたい場合は、大さじ1か2の塩を加えてください。『Journal of Food Protection』誌の研究では、お酢による大腸菌を殺菌する力は、塩が加わることでかなり向上するそうです。

Emily Main / 3 Simple Homemade Fruit + Veggie Washes

訳/Maya A. Kishida

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