でも、だからといって、自分にあっていない目標や、自分の本質に合わない目的を設定してしまうと、いつまで経っても叶わずに逆に苦しむ結果に。
じゃあどうすれば本当の目標を設定できるの?ただ楽しめばいいの?と、疑問がわいてきますよね!今回は、正しい目標設定の仕方と、それを最速で叶える方法についてお伝えしていきたいと思います。
1.大切なことは「本質」を見極めること
まず、私たちの脳は、表面的なことに左右されがちになります。たとえば、転職したい……。でも、お給料が、あそこはもっと条件が、と、どうしても目標を設定する時は、目に見える部分で判断しがちですよね。
けれど、こうして目に見える条件ばかり気にしてしまうと、それ以上に大切な本質を見失いがち。転職したり、お付き合いできたのはいいけれど、なんだか心が満足しない……ということになりかねません。
そんなときに大切なことは、「その仕事や、その人と関わったとき、自分のどの資質がフィットするか?」を考えてみることです。たとえば条件のよい会社でも、自分の価値観と違う営利主義だったら、働いていてつらくなるばかり。「その会社の理念や、大切にしているものはなにか?」「内部で働いている人がどれくらい自分と同じ価値観で生きているかどうか?」など、目に見えない心の部分にフィットするかで判断していきます。
これは恋愛でも同じこと。条件がよくても、愛がない人だったとしたら、それは辛いですよね。こうして、条件の下にある「本質」を見極めることで、結果的に、その場所、その人といて楽しい!という時間を過ごせるようになり、活き活きとした人生を送れるようになります。
2.反動形成(=○○が嫌だから)で目標を選ばない
私たちの心理には、反動形成というものがあります。反動形成とは、「○○が嫌だから、その反対のことを頑張る!」というもの。たとえば、母親が依存的な主婦だから、私は「ああなりたくないから」キャリアを重ねていくの!というように、嫌を軸にして物事を選ぶことです。
けれど、こうして嫌悪感や復讐をステップにして目標を設定してしまうと、いつまでも喜びを得ることはありません。そして、極端に何かを嫌うことで、不自然に「欠けた自分」になりがちです。
このケースでは、働きながらも結婚していいのに、恋愛や結婚を極端に避けて仕事ばかりをする……という具合にです。
目的に向かっている中で大切なことは、「いかに、それに進む自分を楽しんだり、喜べるか?」ということ。母親は母親、あるいは、嫌なことは嫌なこととしてあるけれど、それとは別に「私はこういう生き方をしていきたい、憧れる」と、自分の美しい欲求を元にして目的を選ぶことで、何かを欠けさせない、本当の生き方ができるようになります。
3.すぐにできることから、自分を再構築してみて
そして、目標を設定する時に大切なことが、「なかなか叶わない、遠すぎる努力をしなければならないこと」を設定するのではなく、「すでに出来ていて、そこから派生する美しいゴール」を設定するということです。
特にまじめで努力家な人ほど、「遠いけど頑張る!」と、0からの努力をしがち。けれど、本当はすでに、今までの人生で出来ていることもあり……。
それは、例えば「体を動かすのが好きだから、すでにスポーツの資質は持っている」とか、「まじめに物事を積み重ねていくことが好きだから、資格の勉強を自分なりに組み立てるのは得意」など、自分の得意なこと、すでに出来ていることと、新しい目標をあわせてみます。
美容が好きだから、美しくなってその美しさを糧に、素敵な恋愛をしてみたい。子供時代に音楽や絵が好きだったから、芸術的なその感受性を活かして、大人になった今の自分の感性と合わせ、いずれライフスタイルコーディネーターになりたい。
文章を書くのが好きだったから、日に30分でもいいからブログを書いてみて、いずれ出版業界で働きたい。こうして「すでにあるもの」を活かすことで、目標が遠いものではなくなるのです。
あなたはすでに、目標を達成できる資質を持った人。その自分のマインドに気づくか気づかないかで、これからの未来はガラリと変わります。ただの欲求ではなく、あなた自身を最大限に活かして。これからの生活をもっと美しいものに変えていってくださいね。