私たちは仕事をしていく中で、行き詰ることがあります。それは私たちの視野が狭くなっているからです。目の前にある問題にばかり目が行き、仕事の全体像が見えなくなっているのです。

そんなときには、行き詰ってしまっている部分から一旦目を逸らすことです。そして仕事の全体像をゆったりとした気持ちで見直します。その仕事は、最終的にはどのような完成形になるのか。もしかしたら無理をして解決しなくてもいいものではないか。もっと先に進んでいくうちに、自然と解決していくことではないか……。

もっと言うならば、目の前の仕事だけに縛られるのではなく、人生の全体像を眺めてみることです。

曹洞宗 徳雄山 建功寺の住職・枡野俊明さんによる著書「人生でいちばん大切なこと」。読むと心がすっと軽くなる、そして気持ちがきゅっと引き締まるこの本から、一日一言をお届けします。 【出典】
「人生でいちばん大切なこと 死ぬとき後悔しないために」
枡野俊明
(廣済堂出版)

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