そこで、美容ライターが今話題となっているクリニックの施術を体験。「痛いの?」「どれくらいの効果があるの?」など、クリニック施術に対する読者の不安や疑問を解決すべく、体を張ってレポートします。
脂肪を減らす方法といえばぱっと頭に思い浮かぶのは「燃焼させる」だが、クールスカルプティングとは「脂肪細胞を冷却・凍結させて壊す」という施術。
要は脂肪細胞が凍って死んでしまうので、徐々に排出されてスッキリ。しかも、脂肪細胞の数そのものが減るのでリバウンドしにくく、熱を加える施術のような熱さや痛みもない。
そんなウマい話があるのか首をひねりながら、私は『自由が丘クリニック』へ向かった。
まずはガウンを羽織り、ドクターの診察を受けながら、施術するパーツを決める。私はプニプニ度の高い横っ腹に決定。
1回の施術範囲は手のひら1枚分ほど。ハミ肉や下腹のぽっこりなど、気になるパーツを攻めるのにちょうどいいと言える。
施術部分にマーキングされ、紙ショーツと紙ブラの斬新な姿で写真を撮られ、いよいよベッドの上へ移動。気持ちはまな板の上の鯉。これからのことを考えると心細く、自然と「お母さん、私どうなっちゃうんだろう……」と心の中でつぶやいていた。
そんな私の心中をよそに、看護師さんたちは淡々と準備を進める。マーキングした部分に凍傷を防ぐゲルパッドを貼り、機械を装着。
等身大くらいのマシーンからホースが伸びており、その先端、大きめの掃除機ヘッドみたいな部分をプヨプヨの我が腹に装着していただく。
スイッチを入れてびっくり、腹肉がぎゅんぎゅん吸引される! そのパワーたるや、ダイソンに吸われてもこんなに驚かないだろうというくらい強力。
この吸引力で皮下脂肪部分をつまみ、そこだけを冷却して脂肪をやっつける、という仕組みらしい。最初はその吸引力がちょっと痛く感じられたのだが、マシーンに吸われている部分がひんやりしてくるにつれて気にならなくなる。
ここでふと、「皮膚や血液も凍っちゃったら困るな……」という不安が頭をもたげる。看護師さんに聞いたところ、水は0度で凍るのに対して、脂肪細胞は4度で凍るのだとか。その温度差を利用するから、肌や筋肉、血液にはまったく影響がないと聞いてほっとする。
そこから35分(時間は治療部位によるらしい)、体が冷えることもなく、痛みを感じることもなく、ぼんやりベッドの上で携帯をいじったり資料を読んだりしながら過ごした。要は、最初さえクリアすれば案外平気ということである。
待つこと35分。「お疲れさまです〜」と看護師さんがやってきてマシーンを外し、ふーっと一息ついた。吸引されていた部分はアタッチメントの形に赤く盛り上がって、ひんやり凍っている。
が、ここで最後の難関が待ち受けていた。この凍った部分を手でマッサージするのだが、これが経験したことのない痛さ! 痛みにかなり強いタイプの私でさえ、「イタタタ……」と身をよじった。
指圧やツボ押し、骨格矯正などの痛みとはまったく違う痛さ。こそばゆさと痛さがミックスしたような感じで、たとえていうなら歯医者で麻酔後の部分をグイグイもみほぐされるようなイメージ。
そして、考えてみれば当たり前なのだが、揉んでいただいている部分がシャリシャリする……まるでシャーベットのように。このマッサージはせいぜい3分で終了するのだが、なかなかにスリリングだった。
術後しばらくはじんじんしてヘンな感じがしたが、それも15分程度でおさまった。人によっては、1週間ほど内出血や痛みがある人もいるそう。
このパワフルな施術の効果が出るのはおよそ2ヶ月後だとか。暴飲暴食が続く(であろう)年末年始に、ひとりほっそりウエストにほくそ笑む……ことができるかもしれない。
この施術のいいところは、脂肪細胞そのものを破壊するのでリバウンドしにくいということ。そして、狙った箇所を確実に、ピンポイントで痩せさせて、ボディラインをデザインできるということ。
熱さや痛みに弱いという人にもクールスカルプティングを勧めることが多いのだそう。厚生労働省の認可を受けた医療機器なので安心感もある。
また、自由が丘クリニックではマシーンが2台あるので、1度に2パーツが施術できるのもありがたい。
時間がかからず、効果が出て、リバウンドしにくい!と夢中になり、なんと全身20箇所を施術した猛者もいるそう。
「脂肪があればあるほど効果が出る」と言われるクールスカルプティング、我こそはというぽっちゃりタイプはトライする価値あり。
※当記事の内容は個人の感想であり、施術の効果については個人差があります
[自由が丘クリニック]
住所:東京都目黒区八雲3-12-10 パークヴィラ2F・3F・4F
電話:0800-808-8200
診療:10:00〜19:00
*クールスカルプティングティングは手のひらサイズの1パッドで100,000(1度に2パッドまで施術可能)
*事前のカウンセリングは女医が担当
*クールスカルプティングティングのほか、脂肪溶解注射やエンダモロジーもあり
取材・文/高見沢里子
コメント
コメントを書く次々と色々と思いつくものだなぁ
その点は感心する
本文見てないがつまりこうだな、「脂肪分は凍らせれば壊れるからラクトアイスはカロリー0」。また伊達のネタが増えるな
納豆もヨーグルトも効かなかったがココアが効いたぞ。
食品や、やり方は正に人ぞれぞれ 様々な事を試して見る事が大切だと思う。
あ、便秘の話ね。体重は飲み始めたら停滞しました
>>1
脂肪細胞は分裂して増加するよ
それと減少しないと言われてたけど厳しい条件下(食事制限+運動)でなら減ることも分かってきた
因みに脂肪冷却自体は2012年にアメリカでFDA(食品医薬品局)の承認を受けてる一応はちゃんとした治療
ちょっとググれば論文もそれなりに出てくるんだから脊髄反射するなよ
面白そうだけど死んだ細胞がどうなるか気になる
脂肪細胞って水分を貯めるって前にダイエット業者が言ってた気がするが
脂肪細胞には食欲を抑制するホルモンを分泌する働きがあるため、数が減ると食事で満足感を得られなくなる恐れがあるはず。また、脂肪細胞から分泌されるホルモンにはインスリンの働きを助ける効果があるため、その細胞を殺すとインスリンが
効きにくくなる…つまり血糖値が上がると。
これはアレだな、そのうち杜撰な施術によって肌がドス黒くとか皮膚が壊死とか美容外科あるあるトラブルが出てくるやつやな
体の一部分だけをフェイタリティするわけか。なるほど。
霜焼け凍傷不可避