その場にいるだけで心身が浄化されるような神社仏閣。
なかでも一度は行きたいのが出雲大社と伊勢神宮。計画を建てるなら今年がベスト。なぜなら、出雲大社では「平成の大遷宮(へいせいのだいせんぐう)」、伊勢神宮では「神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)」が行われる、神社参拝旅行にもってこいの年だからです!
そもそも「遷宮」とは、島根県観光連盟によると「御神体や御神座を本来あったところから移し、社殿を修造し、再び御神体にお還りいただくこと」だそうで、その意味には諸説あり、
「遷宮」をする理由いろいろ
(1)木造建築の建物を維持していくため
(2)社殿の建築など様々な技術を継承していくため
(3)神社は清浄であることが必要で、そのために遷宮を行う
などと言われています。お店で例えるなら、リニューアルオープンといったところでしょうか。遷宮後はリフレッシュした神様からパワーをたくさんいただけそうです。
出雲大社は60年ぶりの遷宮
縁結びの神様・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)をまつる出雲大社では、まさに60年ぶりの遷宮が行われているところ。5年間にわたる修造を終え、5月10日には、神様が御本殿へお還りする「本殿遷座祭(ほんでんせんざさい)」が執り行われます。6月中旬頃まで神楽、能・狂言、流鏑馬などの奉祝行事が行われるので、訪れるならこの時期がおすすめ。修造には震災の被害にあった東北地方の木材なども使用されているそう。
20年に一度行なわれる伊勢神宮の遷宮
伊勢神宮の「神宮式年遷宮」は、690年から1300年にわたり、20年に一度行われています。HPでは最新情報の他、藤井フミヤさんが歌う遷宮イメージソング「鎮守の里」鎮守の里PVや、美しい緑に囲まれた神宮の映像を見ることができます。
神社についての正しい知識が身に付く!
こうして調べただけでも知らないことばかりで、圧倒的な知識不足を実感しました。参拝マナーですら自信がないのに、現地でなにかやらかしてしまったら神様に失礼です! そんな不安を解消してくれるのが「神社検定」。
神社検定(神道文化検定)とは、神社が好きな方や日本文化をもっと知りたい方のために、神社についての正しい知識を学び、「日本のこころ」を再発見してもらうことを目的とした神社本庁監修の検定のこと。4月6日、7日には伊勢神宮で学ぶ事前対策現地セミナーも実施され、神職の方の講義を聞いたり、特別参拝を体験できるのだそう。
学ぶなら、訪れるなら今! 神社検定で知識を身につけたら、もっと神社を身近に感じられそうです。
[神社検定]
開催日:6月2日(日)
受付期間:5月10日(金)まで
試験料:参級4800円・弐級5800円
詳細はこちら>>
(松浦松子)