引越しシーズンになると、不要なモノがでてきますよね。「捨てるにはもったい無いけれど、もう使わないような気がする......」そういったモノを、震災被災者の方への提供可能物資として登録することができる、便利なサイトを発見しました。
それが震災被災者への物資提供のためのサイト「アゲマス」です。
もし、提供したい物資がなくても、"被災者からの物資要望一覧"を見ていると、「あぁ、それなら家にあるけど使ってないわ。」というものが出てくるから不思議です。
このように被災者の方からの支援物資の要望がひと目でわかるなど、支援活動に役立っているサイトは他にもいくつかありましたが、じつは、その多くが今年になって終了してしまいました。
東日本大震災から丸2年が過ぎましたが、まだまだ不便を強いられている方々がいます。そのような方々のために、まだ少しでも役に立つことがあるのならお手伝いしたいものです。
とはいえ、ただやみくもに支援すればいいというわけではありません。もちろん支援側にも気をつけるべき点があります。それは自分の物資を受け取られる方が、高額の品を過去に何度も受け取っていないかを確認することです。
もちろん、仮設住宅に住む方々の代表としてサイトに支援要請をされている方は、似たような要望を何度もされることはあります。しかし、なかには被災者を装い、高額の家電製品などをいくつも受け取る人がいるといった詐欺トラブルが原因で、閉鎖に追い込まれる支援サイトもあるとか。それでは本当に困っている方が気の毒です。
そうならないためにも、提供側も気をつけてお互い気持ちよく交流したいと思います。
また、「アゲマス」のような伝言サイト以外にも、Twitterを利用した支援物資のマッチングサイト「Twit For You!」もあります。被災者の方が支援してほしい内容を登録すると、その情報が登録会員に一斉送信される仕組みに。スピードが売りともいえるこのサイト、Twitterに慣れている方にはこちらが便利かもしれませんね。
photo by Thinkstock/Getty Images
(知恵子)