12月の新月:ひらめきを大切にしたい「直感の月」
【新月の瞬間】
12月7日(金)16時20分
月が満ちたり欠けたりする1周期は約29.5日ですが、新月がめぐってくるのは一度きり。しかも、月が太陽と同じ方向にいる特別なときです。
そのため、新月の日は「聖なる日」とされ、月が人に霊感を与えるといわれていました。ケルト人やゲルマン人の間では、もっともインスピレーション(ひらめき)が湧く日と考えられていたようです。
ひらめきは、何の前触れもなくココロにぴんとくるもののように思われますが、実はこれまでに得た知識や経験が脳の中で整理されることで生まれるのだそう。
ひらめきや思いつきは、いわば過去の自分から現在の自分へのプレゼント。これからとるべき行動や、進むべき方向を示しています。
とくに、年末に得たインスピレーションは、新しい年への架け橋となる可能性が高いといえるでしょう。
新月の日に、ココロに湧き上がってきたアイデアや思いつきなどには、素直に従うと◎。すぐに実行できないことは、メモに書き留めておきましょう。近い将来の自分を助けるメッセージになるはずです。
突拍子もない思いつきが、自分の未来をひらくきっかけだと教えてくれるお月さま。それが12月の新月です。
忙しい年末を乗り切るハーブティー
image via shutterstock【ジンジャー】
・別名:ショウガ
・学名:Zingiber officinale
・ティーに使う部位:根茎
ジンジャー(しょうが)は、料理や薬味などに使われる身近な食材。カラダを温める作用があることは有名で、冷え性や、血行不良からくる肩こりなどをやわらげる働きがあると言われます。また、消化を促す作用もあり、食べ過ぎたときに役立つハーブです。
ごちそうを食べる機会が増えるクリスマスシーズンと、何かと忙しい年末を乗り切るためのサポートハーブとしてジンジャーはうってつけ。
仕事や家事の合間に飲むコーヒーやミネラルウォーターをジンジャーティーにおきかえるだけで、疲労感がうすらいでいくのではないでしょうか。
熱湯で淹れたシングルティーを「しょうが湯」として楽しむもよし、紅茶とあわせて「しょうが紅茶」にするのもよし。ぴりっとした刺激と爽やかな風味は、気分もリフレッシュさせてくれます。
一説によると、ジンジャーはカラダを温めるだけでなく、ココロも温めてくれるのだとか。自分を守ろうとするあまり、人づきあいを避けてしまう傾向のある人は、ジンジャーを試してみて。
カラダもココロもほっこりと温まれば、人に対して自分を開くことができ、やさしい気持ちで新年を迎えられそうです。
12月7日(金)の夕方:夕日を眺め、見えない月にココロを重ねて
image via shutterstock私たちが呼吸を止めないのと同じように、天体はつねに動き続けています。地球も月も、宇宙空間の中で、少しずつ位置を変えているわけです。ですから厳密には、新月にしても満月にしても瞬間の出来事で、時刻で示すことができます。
12月7日(金)の新月は、16時20分。ちょうど日没の頃です。新月のとき、月は太陽と同じ方向にいます。その姿を見ることはできませんが、太陽を意識することで新月を感じることはできるはずです。
月が新月の瞬間を迎える頃、西へ沈む太陽を眺めて、月にココロを重ねてみましょう。もしかしたら、新月のパワーがインスピレーションを与えてくれるかもしれません。
次回は、12月の満月。12月23日(日)です。
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イラスト/カイフチエリ