• このエントリーをはてなブックマークに追加
【チェックリスト】あなたの冷えは「◯◯冷え」? 放置すると恐ろしい冷えとは
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【チェックリスト】あなたの冷えは「◯◯冷え」? 放置すると恐ろしい冷えとは

2018-12-26 20:00
    「歳をとると代謝が落ちて、痩せにくくなった」というのはよく聞く話。第1回では、「冷え」は代謝が下がる原因になるとお伝えしました。あなたの体温は大丈夫だったでしょうか。

    第2回では、ひきつづき内科医である石原新菜先生に、「冷え」についてもう少し詳しく解説して頂きましょう。

    「冷え性」といっても、実は種類がある

    冷えは「末端冷え」「下半身冷え」「内臓冷え」の3つに分けられます。

    末端冷えは若い人にも多い、初期の冷え性。体の中心の熱を保つために末端が冷える症状です。下半身冷えは更年期に起こりやすい冷え。生理が止まり、循環しなくなった血液が上半身に上がり、のぼせたりイライラしたりすると東洋医学では考えます。

    最も深刻なのが内臓冷え。熱を自分で作れなくなり、体の深部が冷えています。内臓のはたらきが悪くなり、さまざなま病気の原因にもなります」(石原先生)

    「冷え」を自分で気づいていない人もいるようです。

    以下の項目を早速チェックしてみましょう。あてはまるものが最も多いのが、あなたの冷えのタイプです。

    末端冷え

    □手足が氷のように冷たく、しもやけになることも
    □足先が冷えてなかなか寝つけない
    □手先が冷えるわりに、体温は36度~36.5度前後ある
    □月1回の月経量は多いほうで、生理痛や生理不順がある
    □顔色は青白く、ニキビなどの肌荒れがある
    □どちらかというと痩せている
    □ときどき立ちくらみする
    □運動はあまり好きではない
    □冷房は苦手
    □入浴はシャワーだけ

    下半身冷え

    □下半身は冷えているのに、上半身はほてってしょうがない
    □突然、顔や背中から大量の汗が出る
    □お腹が張って便秘しがち □体温は36度台
    □イライラして眠れない □口が渇くと、つい冷たい飲み物を飲んでしまう □上半身がほてるので、やはり冷房はつけたい
    □まだ閉経していない
    □上半身に比べて下半身は細い
    □ニキビなどの肌荒れのほか、クマが目立つ

    内臓冷え

    □手足がほてって眠れない
    □疲れやすく、風邪をひきやすい
    □冷えの自覚症状はないのに、35度台の低体温
    □皮膚がかゆい
    □冷房が好きで、冷たい飲み物をよく飲む
    □比較的、薄着
    □胃痛のほか、下痢と便秘を繰り返す
    □膀胱炎にかかりやすい
    □極端なダイエットに走ったことがある、または現在している
    □熱くて湯船に入っていられない

    いかがでしたか。万病のもとといわれる冷え。そもそもなぜ冷えてしまうのでしょうか。

    冷えとは、濡れた水着を着続けている状態

    第1回で、体内に入った栄養が血液により全身の細胞に届けられ、エネルギー(熱)が作られるとお伝えしました。

    「このとき、血液中の水分も細胞に取りこまれるのですが、冷えていると水分が細胞にうまく取りこまれず、細胞の外や体のあちこちに溜まってしまいます

    これは、濡れた水着を着続けているような状態。余分な水分はさらに冷えを呼び、悪循環になるのです」(石原先生)

    冷たい水に常に覆われているような状態なのですね。

    冷えを放置するとどうなるの?

    さらに冷えは、代謝を下げるだけでなく免疫力も下げてしまうのだそう。

    体温が1度下がると、なんと免疫力が30%も低下します。冷えが万病のもとといわれるのもわかりますね。

    風邪をひきやすくなったり、アレルギーが発症しやすくなったりガン細胞も低体温を好みます。むくみや下半身太り、二重あごなどの水太りにも。血液も汚れはじめ、高血圧や動脈硬化の原因に。肩こりや頭痛も血流の悪さが原因です。

    人間の体は、36度5分〜37度くらいの体温で、最もよくはたらくようにできているのです」(石原先生)

    さらに、冷えはメンタルにも影響するのだとか。

    「血液の流れが悪くなると、気の流れも悪くなります。するとエネルギーが不足し、頑張れなくなる、やる気がなくなる、鬱の原因にもなります」(石原先生)

    冷えは放っておけません。 第3回では、すぐにできる改善テクをご紹介します。

    代謝アップを目指したい

    体温が1度違うと、1週間で3キロ太る? 低体温&冷えと代謝の関係

    食事で代謝アップするには? こんな女性は代謝が落ちています

    石原新菜(いしはら・にいな)

    内科医。イシハラクリニック副院長。医師の父(石原結實先生)と世界各地の自然療法を視察し、自然医学を学ぶ。現在は、漢方薬処方を中心とする診療を行う。わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄が人気を博し、テレビ、ラジオ、雑誌など、幅広く活躍中。著書に『「冷え」をとれば9割治る!』(海竜社)、『きれいな人は温めている』(大和書房)などがある。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。2児の母。オンラインサロン「Dr.石原ニーナの温めサロン」も。

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2018/12/180305coldsensitivity.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。