旅先でランニングを。
きっとランニング未経験者の多くは「なんでわざわざ旅先で走る必要があるの?」と、きっと理解しがたいことでしょう。それが旅先でのランニングおよびマラソン大会となると、もっと意味不明かもしれません。
そこでランニング歴7年にして、初めての地方マラソン大会に出走した副編Hが感じたことは?
それぞれで異なる旅の楽しみと走る楽しみ
「おかやまマラソン2018」出走の前日に立ち寄った岡山城。image via shutterstock国内外を問わず、旅行はその人の人生を豊かにするものだと思います。見慣れた土地であっても、訪れた季節が違えば新しい発見もありそうです。初めて訪れる土地ならば、伝統工芸や食など、その土地ならではの文化に触れることで、年齢に関わらずいつでもココロを育むことができるはず。
いずれにしても、旅行は人を成長させる“何か”があると思いますし、アウトプットばかりの日々に、インプットの瞬間を与えてくれる貴重な時間です。だからこそ、日帰りでも泊まりでも、国内外問わず旅行好きな方が多いのではないでしょうか。
image via shutterstockそして、同じくらい人生を豊かにすると信じているのがランニングです。
よく勘違いされますが、7年間ほどランニングを継続している理由は、決してスピードを競うためではありません。もちろん、速いタイムを記録した時はうれしいですが、継続している本当の理由は他にあります。
ランニングを続けている理由
加齢や運動不足により、体力が落ちないようにしたい。 痩せずとも、太らないようにしたい。 常にフレッシュな気持ちでいたい。 ひとつくらい習慣化できることを持っておきたい。 自分にとって本当の限界がどこにあるのか見たい。 1杯のビールをよりおいしく飲みたい。上記のように、続けている理由はいろいろです。
また、7年間それなりに走り続けていて気づいたことが、いつでも気持ちが前向きになることでした。
あらゆる局面において、それができるか、できないかは、前向きなモチベーションが重要です。メンタルが安定していないと、なかなか難しいと感じている中で、もともと自他ともに認めるポジティブ人間ですが、走り始めたあの頃を境に、より前向きになったと感じます。
好きなものをミックスさせてみたらどうか
好きな旅とランニングを掛け合わせてみたら……。image via shutterstock好きな食べ物をミックスしたら失敗しがちですが、「コト」の場合は、ちょっと違う気がします。旅行とランニングをこよなく愛する私は、単純にそのふたつをミックスしたらどうか?と、いつの頃からか考えるようになりました。
初めて走った旅先でのランニング(略して旅ラン)は、沖縄にあるホテルの敷地内を2〜3周(5km程度)でした。これを、2日間やってみたところ、朝食前にサクッと走っただけなのに、すごい充実感! 旅先なので、感受性が120%ほどアップしていたかもしれませんが、とにかく旅そのものがもっと楽しくなり、頭も心も、不純なものが何ひとつなく、とても清々しかった記憶があります。
それ以降、旅行カバンには必ずランニングシューズとウエアが欠かせなくなりました。そして、地方のマラソン大会に出てみたいと思うようになったのはとても自然なことでした。
そして、いつか出てみたいと思っていた地方のマラソン大会に出る機会をいただいたのです。初の地方大会出走し気づいたこととは?(17日公開予定の記事に続く)