さらに、ローズヒップの赤い実は抗酸化物質のアントシアニン色素を含み、肌のターンオーバーに欠かせないリノール酸とリノレイン酸などの必須脂肪酸、酸化をふせぐトコフェロール(ビタミンE)やβカロチンもたっぷり含んでいます。
アントシアニンにビタミンC、ビタミンE、βカロチンが加わると相乗作用が起こり、それぞれの抗酸化力がより強く発揮されるのだとか。
また、ビタミンCやビタミンEの働きは、水溶性物質にビタミンCが、油溶性物質にはビタミンEがそれぞれ抗酸化剤として働き、うるおいのある肌をかなえるサポートをしてくれるそう。
(参考文献:大庭理一郎 et al.「アントシアニン‐食品の色と健康‐」建帛社)
高い美容効果が期待できるローズヒップ。ハーブティーとして飲むだけではもったいない! そこで、オーガニックで製法にこだわってつくられたオイルやエキスを配合したコスメをご紹介します。
製法や原料にこだわって作られた、ローズヒップのスキンケアアイテム5選
1.肌タイプ別に機能性がプラスされたこだわりのオイル
2002年にオーストラリアでスタートした「A’kin(エイキン)」。共同設立者であるウィル・エバンスによって、高品質な天然美容製品が考案されています。植物原料のみを使い動物や環境に配慮された、いわゆるヴィーガンコスメと呼ばれる、こだわりのアイテムを展開しています。
A’kinのローズヒップオイルは、南米や南アフリカ、中央ヨーロッパと、一年を通し収穫された新鮮なCOSMOS ORGANIC認定された種から抽出。酸化しやすいローズヒップオイルのために採用されたのが二酸化炭素抽出方法。そのために鮮度が高いまま12カ月保存が可能です。
さらに、分子が大きすぎて取り出すことのできない成分も抽出することができるため、自然に存在している状態に近いままの上質なオイルを得ることが可能に。
メラニンの生成の抑制やコラーゲンの生成、新陳代謝の促進効果が期待できます。ハリがあって、白く美しく輝く肌が手に入りそうですね。
100%認定オーガニック ローズヒップオイル 45ml:6,264円(税込)「100%認定オーガニック ローズヒップオイル」は、美容オイルとして。ローズヒップの力強さを感じられる100%オイルです
フェイス&ボディ ローズヒップオイル 45ml:6,264円(税込)「フェイス&ボディ ローズヒップオイル」は顔・髪・ボディに使えるライトブレンド。肌の炎症や肌荒れ、頭皮の殺菌や炎症も抑えるサンダルウッドオイルを配合しています。
ビタミンC入り ローズヒップオイル 20ml:5,184円(税込)「ビタミンC入り ローズヒップオイル」は高い浸透力のマカダミアオイルをブレンド。美白を目指している人はもちろん、シミやくすみのケアにもぴったりです。
エイジングケア ブースターオイル 20ml:6,696円(税込)「エイジングケア ブースターオイル」はローズヒップオイルを始め、シャゼンムラサキ、サジー、コラーゲンの生成を助けるアマランサス、天然のピーリング作用のある南五味子、リンゴ酸などをブレンド。
自然界の美容液といえる、スペシャルブレンドオイル。スクワランやマカダミアオイルも配合され、化粧水の前に使うブースターオイルとして優れています。
[A’kin]
2.オーガニックの野バラから抽出された純度の高いオイル
「京都 ちどりや」は、「美しくいたい、弱い肌を守りたいと願うすべての人々に愛用してほしい」という思いで商品づくりしているブランド。水分補給と油分のバランスを保つことをキーポイントにしているコスメは、京都の舞妓さんたちにも人気です。
オーガニックの野バラの実の種から、二酸化炭素抽出方法でつくられた「ちどりやオーガニックローズヒップオイル」。日焼けや乾燥性湿疹、皮膚炎の治療にも使用されるほど純度の高いローズヒップシードオイルにこだわって作られています。
オメガ3脂肪酸に分類される35%以上の必須脂肪酸アルファレノレン酸、肌の食事ともいわれるビタミンF、ビタミンC、ビタミンEを豊富に含むリッチなオイルです。
ホホバオイルととても相性が良いので、組み合わせて使うことで、さらに高い効果が期待できるそう。キュートなラベルが印象的な「ちどりやアイセラム」は、ローズヒップオイルが配合されたもの。
九州一帯に自生するツバキの実を玉締めという方法で抽出した、手絞りヤブ椿油とオーガニックローズヒップシードオイルをベースに、フランキンセンス油などのエッセンシャルオイルを配合。疲れた目もとをパッチリさせてくれそうなセラムです。
ちどりやオーガニックローズヒップオイル 38ml:2,700円(税込) 成分/ローズヒップ油 ちどりやアイセラム 10ml:3,348円(税込) 原産国 アメリカ 成分/ツバキ油、ローズヒップ油、フランキンセンス油、イランイラン油、キャロットシード油[京都ちどりや]
3.ヘアケアやネイルケア、ボディマッサージにも使えるキャリアオイル
「HYPER PLANTS(ハイパープランツ)」は、エコサートのオーガニック認証を取得したアロマオイルで知られている「ハイパープランツ社」のオリジナルブランド。国内の医療分野のエビデンスをベースに、エッセンシャルオイルを輸入し、国内で企画・生産されています。
HYPRE PLANTSのローズヒップオイルは厳選した原料から搾った100%天然の植物油なのでそのままマッサージオイルとして全身に使えます。また、とくに熱に弱いビタミンCなどの美容成分を壊さないように低温圧搾法でつくられています。
ローズヒップの香りが気になる方はエッセンシャルオイルを希釈して使うこともできます。自分の好きなエッセンシャルオイルを垂らすなどして、ボディやネイル、ヘアなどにも使える汎用性が高いものです。好きな香りに包まれて、一日の疲れをゆったりと癒すナイトケアに使ってみたいオイル。
※フェイシャルケアは、日中の使用はさけてください
4.白樺樹液にローズヒップエキスを配合し美容効果アップ
ネクストココナッツウォーターとして注目された、天然100%の白樺樹液(ホワイトバーチウォーター)を展開する「ぷろろ健美堂」。
白樺樹液と無農薬ハーブをコラボさせたハンドメイドのスキンケアアイテムも充実しています。白樺樹液は肌を錆びつかせる活性酸素を除去し、シミやくすみの予防、ターンオーバーを整える力をサポートするそう。
スキンケアシリーズの中には、国内産ローズヒップエキス配合の化粧水も。白樺樹液は、木の根の細胞膜を通ることで、水分の粒子が細かく吸収がよいのだそう。生物の細胞の水分に近いため、肌との親和性が高くなります。
ぷろろ白樺化粧水(ローズヒップ)100ml:4,250円(税込) 成分/白樺樹液、ローズヒップエキス、ローズ油、ゼラニウム油化粧水は、低い温度で成分バランスを崩さず抽出できる「低温減圧蒸留法」でつくられています。
基材は水の代わりに栄養豊富な白樺樹液を使い、厳しいオーガニック基準で栽培されたローズヒップの美容成分が豊かな化粧水が完成。
白樺樹液とローズヒップのエネルギーが、自然のまま最大限に生かされています。美容効果が高く、肌が喜ぶ化粧水です。
[ぷろろ健美堂]
5.循環型有機栽培のローズヒップで肌が持つ力を引き出す
温かみのある優しくピュアなオーガニック製品を届けたい、という思いでコスメづくりしているブランド「Ondo(オンド)」の「山澤清 モア・オーガニック」では、100%国産のローズヒップエキスが使われています。
化粧水やクリームには、ローズヒップエキスと白樺樹液、保湿成分のセリシン(シルクパウダー)も配合され、より保湿効果が高くなっています。
さらにローズ油やゼラニウム油などエッセンシャルオイルも含まれているので、まるでバラの香りに包まれているよう。乾燥する時期には、蔵王ミツバチ園で採れたミツロウやホホバオイルがベースのフェイスクリームもおすすめです。
また、美容液の代わりにも使える「ユイルアンティークオイル ローズヒップ」は、加熱せずにホホバオイルに詰め、ゆっくりと成分が溶けだすのを待つ冷浸法(アンフルラージュ)でつくられた究極のオイル。
ローズヒップ化粧水 by 山澤清 モア・オーガニック 100ml:4,104円(税込)成分/白樺樹液、セリシン、ローズヒップエキス、ローズマリーエキス、ローズ油、ゼラニウム油 ローズヒップフェイスクリーム by 山澤清 モア・オーガニック 30g:4,968円(税込)
成分/ホホバオイル、ミツロウ、セリシン、白樺樹液、ローズヒップエキス、ローズ油、ゼラニウム油 ユイルアンティークオイル ≪ローズヒップ≫ by 山澤清 モア・オーガニック 10ml:2,700円(税込)
成分/ホホバオイル、ローズヒップエキス
シンプルな原料の中に、美容効果が期待できる成分が壊れずにそのまま含まれています。栽培から製法までこだわりぬいてつくられているのが、「Ondo」の「山澤清 モア・オーガニック」のラインナップ。大きな自然に呼応するように、肌が持つ力を引き出してくれそうです。
美白や年齢肌などなど、たくさんの効果が期待できるローズヒップ。 オイルを重く感じる人には、 ローズヒップエキスの化粧水やクリームを試してみてもよさそう。
バリア機能を正常にしてくれるので、肌の修復にも効果的が期待できるそう。ローズヒップオイルやエキスの特徴を知って、自分が求める美肌に近づきたいと思います。