それは例えば、「あの人今まであんなに冷たい態度だったのに……でもこんなふうに変わるんだね」というような、「相手が変わる」ことから「周囲の人が全員優しい!」という世界が一変に変わる経験もそう。
けれど、これは当然です。なぜなら、潜在意識の「深い自己認識」と「無意識レベルでの思い込み」によって現実を創っているからなんです。
今回は、こうした思い込みを変える3ステップをお伝えさせていただきます。
ステップ1.思い込みを変える
まず、無理矢理、「思考を変えよう!」としても変わることはありません。
例えば、「よし!私はこんなに綺麗にしているから、絶対に素敵な男性に出逢えるはず!」と意気込んだとします。
「私はモテる! 私は素敵な男性に出逢っていい 」と、いつも心を込めて、何度も何度もアファメーションし、明るく過ごしていたとしますね。
けれど、ふと……「本当に大丈夫なのかな、私」と、寂しくなる瞬間があるとします。
この場合、潜在意識レベルの真実は、「私はこんなに頑張っているけれど、きっと決して大丈夫ではないんだ。私はとても孤独で、早くこの現実を変えたいのに、でもきっと変わらない」という「寂しくなる瞬間」の方なのです。
思考は、「思ってしまう」もの。 どこからかいつのまにかわきあがってくるものですよね。ですので、この「思ってしまう」ことを、「無理に別のことを思おうとしよう」としても、それは単に頭で考えてしているだけであって、潜在意識レベルの思い込みにはなりえないのです。
だから、「頑張って思考を習慣化しよう」としても「現実は変わらない」。 時間の無駄になってしまうのです。
ステップ2.根底にあるものに気付こう
けれど、こうした「ふとした寂しさ」を見過ごすことなく、「なぜ私はこんなに孤独なのか?」「どうして私は綺麗にしているのに、こんなに現実が変わらないんだろう」と、その根底にあるものを見返していくと…… そこに、答えが眠っています。
隠そうとしても寂しかった。それは、今はじまったものではなく、子供の頃から持っていたもの。父に、母に、かまってもらえなかった。 だから、やせ我慢をして「私はきっと大丈夫」だなんて思おうとしていた。
けれど、少しでも気を抜くと……心が折れてしまいそうで。
「ああ、きっと私はダメなんだ、あのときのように愛されない」と、子供時代からずっと我慢していた寂しさが雪崩のように襲ってくる。自分を誤魔化していた。見ないように頑張っていた。でも、私は本当は寂しかった。
こうして自分の「根底にあるもの」「ふとした瞬間にわきあがってきてしまう本音」をしっかりと捉えて、その自分を抱きしめ、癒してあげると、「悲しかったね、寂しかったね」という共感の気持ちと同時に、その孤独は癒えていきます。
「あの頃」の自分を、「今の自分」がようやく、一人にせずに愛してあげることができる……。こうして潜在意識は、「たとえ他人ではなく、自分から自分に向けて」であったとしても、愛を受け取ることができるようになります。
ステップ3.愛される感覚は、愛される現実をくれる
すべての痛みも苦しみも、それは「論理的に考えて」「私のせいではなかった」ということ。
もし迷うことがあったとしても、いつもいつもそこに立ち戻ってください。そして、必要以上の苦しみをもう背負わないでいいと、そう自身に愛を与えてあげてください。
潜在意識は、いつも真実を知っています。したり顔で「あなたのせい」と責める思考を持った人がいたとしても、それは絶対に違います。
それと同時に、「自分で成し遂げたこと、思えたこと」のすべてが、自分の本質からわきあがる美しい価値だということを「思える」たびに、自身の愛の価値や、「思えてしまう」「できてしまう」自分の愛情の深さ、そして女性性の美しさを感じてあげてください。
あなたの選んでいる世界は、本当はあなたが選びたいものではないかもしれません。だとしたら、あなたが本当に祝福される世界を、人間関係を、その広がりを……自分の価値と共に受け取ってください。
いくつからでも人生をやり直すことはできる。 潜在意識は本当に素晴らしいものなのです。
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