本連載では、ガイズ氏が語る「減量を持続させる小さな習慣」を、30日間にわたってご紹介していきます。 image via Shutterstock

NEATとは「非運動性活動熱産生」のことで、意図的な運動以外でカラダがカロリーを燃焼する量を表します。(中略)私はこのNEATが減量のための隠れた鍵だと思っています。

(スティーヴン・ガイズ著『小さなダイエットの習慣』227ページより引用)

ダイエットのために、1日に何時間も運動をする必要はありません。ガイズ氏が強調するのは、ライフスタイル全体が代謝を決めるということ。その鍵となるのが「NEAT(非運動性活動熱産生)」です。

2012年に「座っている時間が長いと、身体活動とは関係なく、あらゆる理由による死亡のリスク要因になる」という研究結果が発表されるなど、近年“座りすぎ”を危険視する研究が増えています。

チェスター大学のジョン・バックリー教授の調査によると、立った状態と座った状態を比較した場合、立っているときの鼓動は1分につき10回多いことがわかったそう。これで1分あたり約0.7キロカロリー、1時間当たり42キロカロリーほど多く燃焼されることになります。

気が向いたときに立って仕事したり、仕事の合間に軽く体を動かすだけでもかまいません。最近ではデスクの下に設置して座りながらペダルをこげるデスクサイクルや、机の下に置いて使えるステッパーもあります。小さいけれど一貫した改善は、つねに予想以上の結果をもたらすとガイズ氏は述べています。

小さなダイエットの習慣』(ダイヤモンド社刊)

9万部を突破したベストセラー『小さな習慣』の著者スティーヴン・ガイズによる、待望の第二弾。従来のダイエット本とは一線を画す、「太らないための思考を作り、太りにくいライフスタイルを習慣化」するための一冊です。ガイズ氏が実体験からつかんだ“小さすぎて失敗のしようがない”ダイエットの習慣を、1日ひとつお届けします。

スティーヴン・ガイズ/著者プロフィール

2004年より自己成長ストラテジーの調査と執筆を行っている。2011年にブログ「ディープ・イグジスタンス」を立ち上げ、ホワイト・ダウ・ブックスによって2012年の自己啓発ブログ第1位に選ばれた。「ライフハッカー」「マインド・ボディ・グリーン」「タイニー・ブッタ」「ビッグ・ザ・ブレイン」などの人気メディアに寄稿している。

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