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日本が世界に誇るスーパーフード、「納豆」。女性が気になるさまざまな症状に納豆パワーはどのように働き、どう食べると効果的なのか? 10回連載にて、「ナットウキナーゼ」を発見した納豆博士・須見洋行先生に伺いました。Vol.9は、健康的ダイエットについて。
やせるためには、摂取カロリーより消費カロリーが上回ることが大前提で、いつもの食事に納豆をプラスしたからといってやせるわけではありません。ただ、ダイエットを目的として、運動したり、食事を少し減らしたりしている人が納豆を食事に取り入れることは、とても理にかなっていて、良い方法だと言えます。
健康的にやせるには、筋肉量を減らさないようにすることが重要です。筋肉を維持するために必要な「タンパク質」が、大豆が発酵して納豆になることで、より消化・吸収されやすくなっていますし、糖質を燃焼させる「ビタミンB1」、脂肪を分解する「ビタミンB2」、そして、糖質をエネルギーに変えるときに必要なミネラルの「亜鉛」も納豆には含まれています。納豆は、脂肪や糖質を効率よくエネルギーに変えて太りにくい身体にすることに役立つのです。
また、納豆は食物繊維が豊富で、満腹感を感じやすく、食べすぎを防ぐこともできます。毎食納豆を食べる代わりにご飯の量を減らすといいですね。薬味だけでなく、カレー粉を入れるなどして味を変えると、飽きずに食べ続けることができるでしょう。カレー粉には発汗作用や脂肪分解促進作用も期待できるので、ぜひ試してみてください。
須見洋行(すみ・ひろゆき)先生
1945年、奈良県生まれ。1974年徳島大学医学部大学院修了、九州大学理学部化学(生化学)、シカゴ・マイケルリース研究所文部省在外研究員を経て、1982年宮崎医科大学生理学助教授、1997年より倉敷芸術科学大学機能物質科学科(現、生命科学科)教授。2017年から同大学名誉教授。血栓溶解にはたらく「ナットウキナーゼ」の発見者で、納豆の血液凝固線溶研究の第一人者。
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RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/02/184255sp_natto_quetion09.html