でも、信頼関係や親密度を高めて、より深いところでつながるには、単に一緒に食事をするだけでは事足りません。そこでおすすめなのが、カップルヨガ。
「どんなカップルヨガエクササイズを行う場合でも、重要なのはコミュニケーションです」とカリフォルニア州ロサンゼルスのヨガワークスで主任講師を務める、認定ヨガインストラクターのマヤ・マッケナさんは説明します。
ヨガプラクティスを通して、パートナーときちんとコミュニケーションを取ることで、開放感や自信につながり、お互いの理解を深めることができます。カップルヨガで一番重要なのは、「心を開いて、お互いに正直になり、気軽に楽しむことです」とマッケナさんは言います。
マッケナさんおすすめのカップルヨガポーズを行って、パートナーとの絆を深めましょう。
呼吸を意識しながら、ゆっくり自分のペースで行います。正しいポーズが取れているか、パートナーと会話をしながら進めてください。お互いがしっかりとストレッチを感じられるようにしましょう。
1. 座ってグラウンディング&センタリング
ヨガを始める際は、最初にグラウンディングとセンタリングをするのがおすすめです。
精神的にも身体的にも周囲とのつながりを感じ、これから始まる動きに向けてマインドを整えることができます。充実したヨガを行うには、マインドセットとメディテーションが重要となります。
やり方:
足を組んでパートナーと向かい合って座り、相手の膝に手を置きます。足を組んで座るのが難しい場合は、畳んだタオルや枕を下に敷くとより安定します。 パートナーの目を見て、しばらく相手をしっかりと見つめてください。静かに深い呼吸を10回繰り返し、より深いつながりを感じましょう。忙しく過ごしていると忘れてしまいがちですが、ありのままの真の姿をお互いに見つめ合うことが大切です。2. 座った猫と牛のポーズ(マージャラアーサナ/ビダーラアーサナ)
猫と牛のポーズ(キャット&カウ)はふたつのヨガポーズを組み合わせたものです。腰、コア、背中の筋肉のストレッチにとても効果的です。
猫と牛のポーズを座って行うと、肺や胸を開きやすくなるので、しっかりと呼吸を意識して行ってください。
やり方:
座ったまま相手の前腕を持ち合います。しっかりとつかんだまま、肩を下げて背中の力を抜きます。 息を吸いながら胸を天井に向けて、背中の上部を反らします。吐きながらあごを胸に引き寄せ、背中の上部を丸めて肩甲骨を開いていきます。 呼吸をしながら数回繰り返し、背中が温めましょう。目線は吸うときに天井、吐くときにおへそに向けるようにしましょう。10~12回繰り返し、パートナーに支えてもらいながら信頼を深めていきます。胸と背中の上部が開いていくのを感じましょう。3. 背中合わせで行う椅子のポーズ(ウトカタアーサナ)
お互いに支え合いながら行うポーズなので、初心者におすすめです。
椅子のポーズは太ももや足の筋肉を鍛えながら、足首の可動性を高めていきます。ヨガ上級者の場合は、互いの支えを使って、より深くストレッチしていきましょう。
やり方:
背中合わせで立ち、腕は力を抜いて脇に垂らします。背中を強く押し合わせながら、足を腰幅に開いたら、パートナーから少し離れます。 ゆっくりと膝を曲げ、椅子に座るように腰を落とします。膝が90度になるところで止め、5~6回ゆっくりと呼吸を繰り返します。 頭のてっぺんを引き上げるようにして、背筋を伸ばしていきます。両足にバランスよく力を入れ、足を踏ん張ります。 ポーズを解くには、背中を押し合いながら足をまっすぐ伸ばしていきます。立位から椅子のポーズに移るときには、特にお互いの支えが必要となるので、信頼関係を築くことのできるポーズです。次回の『Prevention』記事に続きます。
パートナーのこともっと知るには?
パートナーが「したがらない」のはなぜ? セックスセラピストが回答します
急にあなたに優しくなった!? 浮気中の人がやりがちな7つの行動
Sara Shulman/7 Couples Yoga Poses to Strengthen Your Relationship With Your Partner
訳/Seina Ozawa