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巣鴨駅前胃腸内科クリニックで、日本初の胃弱外来が開設されました。胃の不快感は、日々の生活の質にかかわってきます。また、大きな病気が隠れている心配も。

気になる胃弱や、専門外来で行われている診察や治療とはどんなものでしょうか? 院長を務める神谷雄介先生にさまざまな質問をぶつけてみました。

Q1. 「胃弱外来」とは、具体的にどういうことをするクリニック?

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胃弱外来では、慢性的に胃に症状を感じている人に対応しています。たとえば、胃痛や胃もたれ、吐き気などの症状がある人が対象です。 病名でいうと、機能性ディスペプシア(潰瘍などの異常は見つからないのに、 胃痛や胃もたれなどの不快感がある症状)や逆流性食道炎ですね。

ほかには、ヘリコバクター・ピロリ菌感染で症状がでる人もいるのですが、そのような方はまずピロリ菌の除菌を行います。除菌しても治らなかった場合には、機能性ディスペプシアの可能性が考えられるため、そちらの治療を進めていきます。

胃弱外来を開設することになった背景には、胃の調子が悪くて医療機関を受診しても、実際に検査して病気がなければ、何の治療もせずに終わってしまう。どうすればよいのかわからずに、そのままの状態で我慢するといったケースが少なからずあり、そんな悩みを抱えている人の受け皿となるために開設しました。

さらに、機能性ディスペプシアの認知度を高め、その治療法がたくさんあることも知ってほしいという思いがありました。

胃弱外来では、胃の不調の状態を確認し、改善しなければならない点や原因を洗い出していきます。検査から治療まで、患者さんと深いコミュニケーションをとりながら、最適な治療へと導いていく専門外来なのです。

神谷雄介

巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長。国立佐賀大学医学部卒業。板橋中央総合病院にて内視鏡的胆管膵管造影を大井至先生に師事。その後、卓秀会平塚胃腸病院にて胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。年間3000件弱の内視鏡検査、早期がんの治療・内視鏡手術を施行。2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニック開業。内視鏡検査や胃腸症状専門外来、がんの予防・早期発見に力を入れ診察を行っている。理想の医師の姿は「患者さんの相談役のような形でずっと傍に寄り添う主治医」。

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