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【6月の新月】成り行きに任せることで、物事がまわり始める
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【6月の新月】成り行きに任せることで、物事がまわり始める

2019-05-31 05:30
    2019年の前半も、そろそろ終わりが見えてきました。上半期を振り返りつつ、下半期に向けて波に乗るタイミングです。

    6月の新月:ゆだねることで流れを掴む「潮流の月」

    【新月の瞬間】
    6月3日(月)19時02分

    月が満ちたり欠けたりする周期の初日にあたる新月は、昔から「始まり」の象徴とされ、儀式や祈りが捧げられてきました。現代のライフスタイルにおいては、目標を掲げたり、計画を実行に移したり、新しいことにチャレンジするのに最適とされています。

    しかし、チャレンジ精神旺盛に行動するよりも、ときには成り行きに身を任せるのも悪くはありません。周囲のリズムに合わせるほうが、流れを掴みやすいこともあるからです。

    一年を月の満ち欠けになぞらえると、6月は上半期の終わりですから、満月の頃にあたります。そう、折り返しであり、転換点です。力任せに舵を切るよりも、潮の流れに逆らわずに波に乗ってしまうほうが楽に方向が変えられます。波の乗っていれば、いつかは岸にたどり着けるでしょう。

    毎日の暮らしは、選択、行動の繰り返しですが、そんな日常に息が詰まってしまうことだってあります。だから、たまには肩の力を抜いてみる。成り行きにまかせてしまうことが、ときには最良の決断だとおしえてくれるお月さま。それが6月の新月です。

    心身をやさしく解きほぐすハーブティー

    image via shutterstock

    【マジョラム】
    ・別名:スイートマジョラム
    ・学名:Origanum majorana
    ・ティーに使う部位:葉

    マジョラムは、神経を鎮める作用があるとされ、心身のこわばりをほぐしてくれるハーブです。そのため、ストレスからくる肩こりや頭痛などにも効果が期待できるといわれています。

    熱湯で淹れたティーは、ほのかに甘い香りを放ちながらも、やや苦味を含む味わいなので、スッキリとした飲み口。モヤモヤとした気分のときに飲むと、心に穏やかさを取り戻せるでしょう。

    古代ギリシアや古代ローマにおいて「幸運をもたらすハーブ」とされ、結婚式では花の冠に利用されたマジョラム。神話に登場する愛と美の女神、アフロディーテやヴィーナスとも関係が深いとされていました。そのため、身につけたり、持ち歩くことで、愛の絆を深めたり、ネガティブなエネルギーから守ってくれるといわれています。

    マジョラムのティーを6月の新月の日に飲めば、リラックス作用とお守り効果で、抵抗感を抱くことなく成り行きに身を任せられそうです。

    意外と簡単! 月のリズムを実感する方法

    近年、カレンダーや手帳、スマートフォンのアプリなど、月の満ち欠けを意識できるツールが身近に増えてきました。ひと月に2回だけ、新月と満月を気にすることは簡単になってきています。もしも、それが身についてきたならば、もう一歩先へ進んでみましょう。

    最近、空を見上げたことはありますか? 月は夜空に見えるだけではありません。月のカタチによっては、青空の中で太陽の光を受けて、清々しい美しさを私たちに見せてくれます。空は、どんなときでも、誰の頭上にも平等に広がっているもの。月を見ようと意識さえすれば、ほぼ毎日楽しむことができるのです。月のリズムを暮らしに取り入れる――それは、空を見上げることから始まります。そうすることで、新月・満月という節目を、いっそう深く実感できるようになるはずです。

    さて、本連載がスタートしたのは昨年6月の満月、ストロベリームーンのときでした。あれから新月と満月を何度も繰り返して1年。この連載は今日で最終回です。これまでご愛読いただき、本当にありがとうございました。何かと忙しい毎日の中で胸が波立つとき、新月・満月という存在が、みなさんの心のよりどころとなりますように!

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    イラスト/カイフチエリ

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/05/191180jun_newmoon.html
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