これは、子どもたちが自分から話してくれた、おなかの中にいたときの記憶。小さいとき、中には大きくなってからも、胎児のときのことや、生まれるときのことを覚えている子がいるというのは、耳にしたことがある方もいるかもしれません。
『ママを守るために生まれてきたよ!』の著者・産婦人科医の池川明先生によれば、3割くらいの子どもが胎児のときのことをおぼえていて(胎内記憶)、話してくれるとか。中には、ママのおなかに宿る前、たましいのときの記憶(中間世記憶)を話す子もいるそうです!
「雲の上にいたときに、ママを探して見つけたよ!」。ある男の子は、雲の上にいるときに、自分でお母さんになる人を選んで、透明な光になっておなかの中に入ったことを話してくれたとか。中間世記憶では、母親を自分で決めて生まれてきた、と語る子どもがほとんどだそうです。
大人になってからも、胎内記憶や中間世記憶をとどめている人も、少ないながらいるそうです。
今年もあと1か月とちょっと。大人になって、あっという間に年月が過ぎていくのを感じると、つい「今年1年、わたし何やってたんだろ……」なんてナーバスになりがち。
そんな季節だからこそ、自分自身でこの世にやってくることを決め、親を決め、生まれてきたのだと思うと、いつもの毎日も見え方が変わってきますよね。
変わり映えのしない日々に、ちょっと疲れた…そんなときに、この本をひもといてみると、空の上から地上を眺めるような大きな視点に呼吸が深〜く、ラクになる感じになるかもしれません。本の中から、あるお子さんが話した言葉を記しておきます。
「みんな、頭のてっぺんから目に見えない糸が出ている。その糸は、宇宙とつながっていて、みんなひとつにつながっているの」。
[ママを守るために生まれてきたよ!]
池川明・著/学研パブリッシング
text by 川口章子(フリーランスエディター/ライター)
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出版社で企業広告のディレクター、読者マーケティングなどの仕事を経て独立。エコグッズ通販サイトのコラム執筆、ロハス系雑誌の創刊や編集に関わる。ほかに住宅、インテリア、育児などをテーマにした執筆も。
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