そこで、疲れの原因や自分なりの解消法などみなさんの「疲労」事情について、男女714人に行ったアンケート結果からレポートします。
慢性的に疲れている人が多数!
慢性疲労とは、「6か月以上疲労が続き、ひと晩寝ても疲れがとれない状態」のこと。今回の調査では9割以上と、予想以上に多くの方が慢性疲労を感じていることがわかりました。
意外だったのは、肉体的な疲れよりも精神的な疲れを感じる人が多かったこと。心の悩みやストレスは、体の疲れ以上に「疲れ」や「だるさ」を感じさせるのかもしれません。
疲れを自分でコントロールできている?
疲労をうまくコントロールできる人は、23%と少数派。
なぜそう感じるのか、という質問に対しては、「どんなに早く寝ても解消されない」、「不眠や過食の症状があり、疲れに振り回されていると感じる」、「疲れていないときがない」など、不安やもどかしさを訴えるコメントがたくさん寄せられました。
疲れてくると現われる自覚症状TOP5
疲れがたまってくると現われる自覚症状では、「何となくだるい」が1位に。選択肢には肩こりなど肉体疲労に関わるものもありましたが、上位を占めたのはメンタルに関わる症状でした。
イライラや無気力感といった“心の不調”とどう向き合うかが、疲れ対策の重要なポイントになりそうです。
疲れを感じる原因は何? TOP5
疲れを感じる原因のトップは「人間関係のストレス」。精神面のストレスが疲労を助長するという構図が、この質問からも見えてきます。
睡眠や運動が足りないことも、自覚はあるけれど常態化している様子。自分の努力ではなかなか変えられない現状が、慢性疲労の感覚と深く結びついているようです。
意外とあるある? みんなのお疲れ失敗談
疲れがたまるばかりの日常を思うと落ち込みますが、ここでちょっと気を取り直して、読者がこっそり教えてくれた「お疲れ失敗談」をご紹介。つい笑ってしまう、おもしろエピソードが集まりました。
「職場の20段もない階段を登りきることができず、途中で休憩しているところを同僚に発見された」(かずさん・40代女性)
「卵焼きを作るとき、卵を割って中身を捨てた」(竜宮城の姫さん・50代女性)
「家に着いて鍵穴にPASMOをかざした時は『疲れているな……』と感じた」(KDTさん・40代女性)
「ケチャップを食洗機の中へ片付けようとした」(kazeさん・40代女性)
「外に出たらスマホを忘れたことに気づき、取りに帰ったら今度はカギを置いて出てきてしまった。その日は出かけるのをやめました……」(けろふささん・40代女性)
何度もつまづく、割った卵をシンクに捨ててしまう、洗顔料で歯を磨く……などは、同じ失敗をしている人がたくさん!
疲れていると、行動と思考がちぐはぐになってしまうんですよね。
教えて! みんなの疲労回復術
アンケートではみなさんの疲労回復術についてもうかがいました。断トツ1位は「十分な睡眠をとる」。2位は「ぼーっとする」、3位は「マッサージ・ストレッチ」など、ストレス発散よりもリラックスを重視する人が多いようです。
読者がシェアしてくれた疲労回復術もご紹介しましょう。
「家事育児で疲れているので、そこから少し離れてみるのが回復につながるのかな?」(Ymlさん・40代女性)
「筋トレが◎。黙々とトレーニングすると筋肉がほぐれて気持ちもリラックスする」(とささん・30代女性)
「アーユルヴェーダのサロンで徹底デトックス」(ちーたんさん・30代女性)
「ピップエレキバン……!!! を、背中~腰に重点的に貼る、そして睡眠をとる」(チャン・ジュンさん・20代女性)
「歩く。とにかく一歩外に出る」(まっそさん・40代女性)
専門家に聞いてみたいことは?
専門家に聞きたい「疲労に関する悩みや疑問」では、なかなか解消できない慢性疲労や、疲れにくい体のつくり方、食生活や入浴の方法についてなど、さまざまな視点をいただきました。
「幼少時からの慢性疲労です。寝ることで今までもってきましたが、いつもしんどくてつらいです」(とこさん・40代女性)
「細胞レベルの活性化で、疲労を回復する方法があれば知りたい」(みっちーさん・40代女性)
「疲れとは具体的にどのような要因とメカニズムによりおこるのでしょうか。最近生活の変化で以前よりゆったりと過ごせているはずなのですが、心身ともに強い疲れを感じます」(ペンネームなし・30代女性)
「疲れにくい体のつくり方や食事などについて教えていただきたいです!」(JMさん・20代男性)
マイロハスではみなさんの疑問をもとに、あらゆる角度から「疲労」を紐解くべく、8月特集をお届けしていきます。どうぞご期待ください!
酷暑を乗り切る食事術
夏バテから脱出するためのサポーター「温泉卵」活用術【ポジティブ栄養学】