タスクが多いと「これが終わってから寝よう」と、つい睡眠を後回しにしてしまいます。そんなあなたは、「就寝アラーム」をセットしましょう。アラームは目覚ましに使うのが一般的だと思いますが、実は、眠る時間を知らせるのにも非常に役立ちます。
私のおすすめは「入浴」のタイミングに設定すること。アラームが鳴ったら、すべてのことをいったんやめて、お風呂に入るのです。やり残したことが気になるのはよくわかりますが、翌朝早起きして残りの仕事や作業を片付けたほうが、時短になります。デッドラインが決まっていたほうが、脳の回転速度が速くなるからです。
そして、もうひとつ大事なのがベッドにスマホは持ち込まないこと。スマホやタブレットの「ブルーライト」の光で脳が覚醒してしまうのです。夜間にタブレットで読書をしていると、メラトニンの分泌量が減り、翌日の眠気が強くなるという報告があります。
ベッドには、睡眠と関係ないものは持ち込まない。それが快眠の大原則です。
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眠トレ! ―ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣 (単行本)
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「眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣」(三笠書房)
1万人の眠りを変えた快眠セラピストが教える、睡眠改善の画期的新メソッド(=眠トレ)。心地よく眠りにつくためには、体内時計や自律神経、体温、ホルモンなど、すべての準備が整っている必要があります。そのための「生活習慣」や「運動」「考え方」など、著者が20年以上にわたって研究を重ねてきた中で、誰でも実践できて本当に効果がある66の「眠トレ」を厳選して紹介します。
三橋美穂(みはし・みほ)
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕はその人の頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通している。日本語版を監訳した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(カール=ヨハン・エリーン、飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破。NHK「あさイチ」など、テレビ番組の出演多数。
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