美容のプロがおすすめする、レスキュースキンケアプロダクツも紹介します。
ふたつ目のお悩みは、UVトラブル肌 について。まずは、肌トラブルのタイプを確認。以下の項目から当てはまるものを選んで、UVトラブル肌になっていないかをチェックして。
UVトラブル肌5つの症状チェック
【UVトラブル肌 診断チェック】
□いつものファンデーションの色が合わなくなった。
□肌に触れるとゴワゴワしている。
□夏の間、外に出る機会が多かった。
□紫外線対策はあまりしていない。
□シミやそばかすが気になる
UVトラブル肌の特徴は
高瀬先生 :
夏の間UVカットをあまり使っていなかったり、長時間外にいてたくさん紫外線を浴びてしまった人に起こりがちなトラブルです。
紫外線を大量に浴びると、肌では主に、乾燥する、表面の角層が分厚くなる、炎症が起きてメラニンが増加する、という反応が起こります。
その結果、肌がゴワゴワする、くすむ、シミやそばかすができる、といったトラブルが起こるのです。
このまま放置しておくと、湿度の低下する秋冬に突入して肌の乾燥が深刻化。バリア機能が低下し、赤みやヒリつきなどより深刻な肌荒れを引き起こしかねません。また、乾燥によってターンオーバーが低下するとメラニンの排出が滞り、いつまで経ってもシミが消えない肌になってしまいます。
おすすめのケア方法
紫外線トラブルに悩む肌は、まずUVブロック作戦が必須と髙瀬先生。
高瀬先生 :
日焼け止めや日傘で物理的に紫外線を遮ることで、これ以上肌を乾燥させない、炎症を起こさないことが第一。
その上で保湿をしっかりする、炎症を鎮静化する、などのお手入れをしましょう。
また、できてしまったシミや肌のゴワつきは、角質ケアで対応を。
高瀬先生 :
角質ケアでターンオーバーを促せば、メラニンを含む古い角質を取り除いて肌のくすみ、ゴワつきを解消できます。
また、抗酸化成分やメラニン抑制を抑える成分の入った美白コスメを使って、シミやくすみがこれ以上濃くならないようにするケアもおすすめです。
ビタミンCがトラブル解決のカギに
自力でのお手入れに限界を感じたときは、美容医療を行うクリニックに相談を。抗酸化力の高いビタミンCを、点滴や注射で体に取り入れることができる。
高瀬先生 :
ビタミンCの点滴や注射を受ければ、体の中から抗酸化力を高め、炎症を抑えることができます。美白やエイジングケアなど肌への効果はもちろん、夏の疲れ解消や免疫力アップにも有効。
もちろんビタミンCのサプリメントを飲んだり、トマトやアセロラなど、抗酸化成分が豊富な食材を積極的に摂ることもおすすめです
高濃度ビタミンC点滴 1回 16,200円(税込)[ウォブ クリニック 中目黒]
美のプロがおすすめ! UVトラブル肌のスキンケアコスメ
(画像左から)ランコム ジェニフィック アドバンスト N 30ml 10,800円(税込)※9月6日発売、DAMDAM スキンマッド パワーマスク 100g 6,480円(税込)フリーランスPRやビューティコラムニストとして活躍し、オーガニックコスメに詳しい福本敦子さんは、肌を柔らかく整えるマスクを推薦。
フリーランスPR 福本敦子さん
福本さん :
「DAMDAM スキンマッド パワーマスク」は、植物オイルの働きで毛穴の汚れをオフし、肌をなめらかに導くフェイスマスクです。
ほてりが鎮まってリフレッシュし、明るくキメの整った肌に仕上がります。メイクの前に使えば、ベースメイクのノリもアップします。
美容ライター 風間裕美子
乾燥敏感肌で、紫外線を浴びるとすぐ肌がカサカサするという美容ライターの風間裕美子は、パワーアップしたブースター美容液で保湿をサポート。
風間さん :
ランコムの新しいジェニフィックは、美肌菌に着目。肌のバリア機能にアプローチするので、日焼けして荒れやすくなった肌の立て直しにぴったり。
洗顔後すぐ使ってからいつもの化粧水をなじませると、肌がグイグイ飲み込むのを感じます。
夏は美白タイプの化粧水や美容液も使いますが、このアイテムで浸透を高めることで、その効果をサポートできているはず。
UVトラブルは早めのケアが肝心。曇りのない透明美肌のために、日々のスキンケアを工夫しましょう。
うるおう肌のためのスキンケア
コスメ大好き編集者が、全身のうるおいをキープするために飲むものは?
髙瀬聡子(たかせさとこ)先生
皮膚科医。ウォブ クリニック 中目黒 総院長。レーザーや光などの先端美容医療のほか、正しいスキンケア知識を伝えることで、美肌作りをサポート。ドクターズコスメ「アンプルール」のプロデュースも手がける。
撮影/中山実華(商品画像)、image via shutterstock