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体の悩みを栄養で解決! 疲れがとれないときに食べたいものは?
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体の悩みを栄養で解決! 疲れがとれないときに食べたいものは?

2019-09-09 20:00
    「こんなとき、何を食べればいいの?」――そんな食事の悩みを管理栄養士の中村美穂さんが解決。体の悩みや不調からのリカバリーに役立つ栄養知識を、食の処方箋としてご紹介します。

    第1回のテーマは「疲労回復&体力アップ」です。

    シーン1:疲れやすいのが悩み。疲れをとって元気になりたいときは何を食べればいい?

    摂りたい栄養素

    タンパク質、鉄、ビタミンC、クエン酸……疲労回復を促す ビタミンB1……エネルギーの代謝を促す アリシン、硫化アリル……ビタミンB1の吸収を促す

    おすすめの食材

    枝豆……タンパク質、ビタミンCなどのビタミン類、ミネラル、食物繊維 豚肉……タンパク質、ビタミンB1 ……タンパク質、ミネラル、ビタミンC以外のビタミン にんにく……ビタミンB1、アリシン 玉ねぎ、ネギ、ニラ……硫化アリル 柑橘類、梅干し……クエン酸

    栄養を摂るべきタイミング

    夜寝ている間に身体が回復できるように、就寝の3時間前までを目安に夕食をとりましょう。夜遅い食事は消化に負担がかかり、疲労回復を邪魔するので控えること。

    一日の活動源となる朝食をバランスよく食べることも大切です。

    避けたい食事

    消化に負担のかかる脂肪の摂取は控え、赤身の肉や魚、大豆製品がおすすめ

    また、糖質を摂りすぎると、疲労回復に役立つビタミンB1が糖質の代謝に使われてしまいます。糖類を一度に多く摂ると血糖値が急上昇し、倦怠感が生じるので避けましょう。

    中村美穂さん :

    ダイエットを意識している方や肉を控えている方は、タンパク質不足になりがちです。豚肉にはビタミンB1や鉄分も多いため、疲労回復には理想的。

    にんにくや玉ねぎ、ネギ、ニラと食べ合わせるとビタミンB1の吸収率が高まるので、炒め物などで取り入れてみては?

    シーン2:明日はイベント! 体力をつけたいときの食事はどうする?

    摂りたい栄養素

    糖質……エネルギー源 タンパク質……疲労回復を促す ビタミンB1……エネルギーの代謝を促す アリシン、硫化アリル……ビタミンB1の吸収を促す

    おすすめの食材

    米、うどん、パスタ、餅、脂肪や砂糖の少ないパンなどの主食……糖質 バナナ……糖質 カツオやマグロなど赤身魚、卵、プロセスチーズ……タンパク質 にんにく……ビタミンB1、アリシン 玉ねぎ、ネギ、ニラ……硫化アリル

    栄養を摂るべきタイミング

    前日、当日は糖質を中心に。夜遅い食事にならないように、寝る3時間前までを目安に夕食をとりましょう。一度に多く食べず、こまめに補食をとることもポイント。

    イベント後はタンパク質やビタミンを摂り、疲労回復を促し体力維持につなげてください。

    避けたい食事

    消化に負担がかかる脂質は控えましょう。肉、魚も脂肪が多いものより赤身がおすすめ。

    中村美穂さん :

    明日最大のパワーを発揮したいというときは、エネルギー源となる糖質を優先的に摂り、卵などの消化しやすいタンパク質をプラスして。ふだん控えている方も、体力が必要なときは糖質を摂っておきましょう。

    管理栄養士の中村美穂さんに聞く「悩み別・摂りたい栄養素」。次回はシェイプアップをテーマに、ダイエットや体脂肪を減らすのに役立つ栄養素をご紹介します。

    疲れを癒して

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    中村美穂(なかむら みほ)さん
    管理栄養士・フードコーディネーター。料理好きから管理栄養士となり、おいしく楽しく身体にやさしい料理やお菓子を探求。商品開発や、保育園栄養士としての給食作り・食育活動・食事相談等の経験を活かし、料理教室「おいしい楽しい食時間」を開催。書籍・雑誌へのレシピ提供も多数担当している。

    取材・文/田邉愛理、企画・構成/寺田佳織(マイロハス編集部)、image via shutterstock

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/09/197602sp_nutrition_scene01.html
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