そんなときに知ったのが、一食で一日に必要な栄養素の1/3がとれる(※1)という完全栄養パン「BASE BREAD(ベースブレッド)」。いつものパンをベースブレッドに置き換える生活を30日間続けてみた結果、するっと体重が2kg落ちたのです。なぜこんなに簡単にダイエットできたのか、その理由を考えてみました。
糖質35%オフで、タンパク質も豊富
ベースブレッドは、小麦全粒粉や昆布など、10種類以上の原材料をブレンドしたパン。ビタミンやミネラルなどもバランスよく含んでいるので、基本的な栄養バランスを、このパンだけで簡単に整えることができます。タンパク質も28.3g含まれているので、筋力不足が気になる人にも向いていそうです。
しかも糖質は35%オフ(※2)なので、ダイエットが気になるパン好きとしては「待ってました!」とうれしくなるようなパンなのです。
見た目はバターロールのような感じで、ふたつで一食分(税込390円)。合成保存料、合成香料、合成着色料は使われていません。家には4食分(8個)ずつ、常温で届きます。賞味期限は、到着から約1ヶ月です。
電子レンジやトースターでふわふわモチモチに
ベースブレッドは調理不要で、袋から出してそのまま食べることができます。ちょっとふわっとさせたい人は、電子レンジで約50秒あたためるといい、とのこと。
あたためたベースブレッドは、手で裂くとふわっと湯気が上がるような感じで、ふんわりモチモチ。香りは一般的な食パンとは少し違い、全粒粉の素朴な香りがします。
全粒粉の力強い味わいがクセになる
さて、ここからは“30日間ベースブレッドトライアル”を終えて感じた、筆者の個人的な感想をお伝えしたいと思います。
ごく正直に言うと、味わいの第一印象は“ちょっとクセのあるパン”。精製された小麦の軽い感じとは違い、全粒粉独特の力強さや風味を強く感じました。
でも食べ慣れると、この風味がおいしくなってきます。朝食は習慣性が高いので、いつものパンと違うと違和感を感じやすいのかもしれません。はじめ抵抗がある人も、ぜひ何日か食べ続けてみてほしいと思います。
焼き方を工夫して自分好みに
公式におすすめされている焼き方は先ほどご紹介した通りですが、私は電子レンジにかけずにトーストする方が好み。トースターにかけると、少しカリッとしておいしく焼けるので、ほぼこの方法で食べていました。
香ばしくてカリッとして、作り置きサラダや卵料理との相性もばっちり。パン自体の味がしっかりしているので、オリーブオイルをたらして岩塩を少々とか、チーズトーストにするのもおすすめです。
パンだけでも満腹感がすごい
さらに有り難かったのは、“パンしか食べる時間がない”という忙しい朝です。
余裕があるときはサラダや卵料理をつけますが、締切前や取材前だとそこまでできません。これまではパンとコーヒーにチーズをかじるくらいで、昼食前にはお腹がペコペコ状態。
でもベースブレッドは、パンだけで栄養バランスが整うせいか、食後の満腹感がすごいのです。ひとつ190kcalくらいなのに、バターやジャムをつければ大満足。しかも腹持ちがよく、なかなかお腹がすかないので、間食もほとんどしなくなりました。
“おやつにベースブレッド”もおすすめ
ベースブレッドは、一食分ふたつで390円(税込)。すこし高いと思われるかもしれませんが、私は朝食用にはひとつで十分でした。食べ応えがあるので、ひとつでお腹がいっぱいになってしまうんです。
そこで、朝食にひとつというペースで20日間食べ続け、最後の10日間は昼食にもうひとつ食べたり、おやつがわりに食べたりしていました。
基本は朝食に食べていましたが、意外と“おやつにベースブレッド”はおすすめです。料理家の有元葉子さんのレシピをみて、無糖のピーナツバターとブルーベリージャムを合わせてみたところ、これが美味でやみつきに。クリームチーズにルバーブなど、酸味の強いジャムもパンの風味とよく合いました。
30日間で体重がマイナス2kg!
ラストの10日間で食べる数を増やしたのは、なぜか“ベースブレッド20個につき1kgの割合で体重が落ちていた”から。もっと食べるともう少しやせるかな……と、少し欲がでてきたためです。
こちらが、私の体重の推移のグラフです。47.4kgからスタートして、最終的に45.5kgまで、2.1kg減りました。また、体脂肪も26.0%から24.6%に落ちました。
この間に変わったことといえば、ベースブレッドを毎日食べていたこと、寝る前にストレッチをするようになったことくらい。特別運動もせず、最終週は2度も取材でレストランに行きましたが、45kg台をキープできたことには驚きました。
ベースブレッドのおかげで間食が減った
どうしてこんなに簡単にやせられたんだろう、このところずっと47kg台だったのに……と考えてみたのですが、ひとつはベースブレッドのおかげで間食が減ったこと。サラダ・卵料理つきの朝食だと満腹になるので、おやつへの欲求が格段に減ったのです。
思い返してみると、ふだんパンを食べるときも、ひと切れを小さくすることで炭水化物を控えめにしようとしていました。主食を減らしたことでおなかが空いてしまい、間食が必須になっていたのかも。ストレスで甘い物が食べたいときも、ベースブレッド+ジャムで満足できたので、その点もよかったのかもしれません。
栄養バランスが整うことでやせやすい体に
ダイエットというと、つい炭水化物カットに走りがち。しかし管理栄養士の清水沙穂理さんによると、炭水化物(糖質)はエネルギーを燃やすために不可欠な栄養素だといいます。炭水化物を含めてさまざまな栄養素をバランスよく摂ることで、カロリー消費が促進されるのです。
ベースブレッドなら、気になる糖質を抑えつつ、栄養バランスが整うことで痩せやすい体になる――といえそう。実際に30日間体験してみて、一食で食事バランスを底上げできるメリットを実感しました。
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パン食をあきらめずにやせやすい体へ。栄養士に聞く健康的なダイエット
炭水化物は減らしすぎない。ひと袋のパンでできる、簡単“栄養底上げ”術
※1 栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて、全ての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
※2 日本食品標準成分表2015年版(七訂)より、ロールパンとの比較(同量)。