知識も経験も豊富で一見完璧に見える女性。しかしその中に、ふと垣間見える言葉遣いや身だしなみ、仕草、コミュニケーションで損している、「なんかもったいない!」と感じる女性が意外と多いこと、ご存じですか?

この連載では、そんな残念ポイントを自分なりにチェックでき、読者のみなさんが真の大人女性に近づくための手ほどきができればと思っています。

嫌われたくない相手には、どの程度同調するべき?

人と会話をするときには、できることなら円滑に、そして相手から好印象を持たれたいと普通は思いますよね?

特に、ビジネスシーンで目上の人と接したり、好意を抱いている男性と話したりするようなシチュエーションでは、特にその意識は高くなります。

相手が一生懸命話をしているのに、こちらがまったく興味を示さないと、会話はもちろん盛り上がりません。会話が盛り上がるためには、ある程度同調することが必要です。しかしこの具合をまちがえると、ちょっと残念な女性になってしまいます(苦笑)。

今回は、この会話の同調具合について皆さんに考えてもらいたいと思います。

Q1. 上司が、自分と反対の意見を言ってきたとき、あなたはどうする?

下の回答の中から、あなたなら、どれを選びますか?

基本、真向から自分の意見をぶつける 相手の意見を尊重しながらも、自分の意見を言う 自分の意見はほぼ言わず、相手の意見を肯定する

このあと、それぞれの回答について、僕なりのコメントをしたいと思います。

1. 「基本、真向から自分の意見をぶつける」を選んだあなた

おそらく、人に忖度するのが嫌いな人はこの答えを選んだんじゃないかと思います(笑)。1を選んだあなたは、同調度合いは30%。

相手が意見を述べたあとに、「その意見もあるけど……」と同調した風に見せてすぐに自分の意見を被せるタイプです。これだと、相手は会話の波にも乗れませんし、不愉快に感じる人も多いと思いますので不正解。

2.「相手の意見を尊重しながらも、自分の意見を言う」を選んだあなた

同調度合いは50%、これが正解です。イメージで言うと、「そうですよね」、「なるほど」、「確かに」などの同調フレーズを3回くらい続けたあとに、自分の意見を述べるイメージです。

会話を盛り上げながらも、好印象をもたれる僕が思うポイントは、「同調50%+自分意志50%」のバランス。

同調フレーズを使って相手の会話を盛り上げながらも、途中途中に、「でも、◯◯ですよね」「僕は、◯◯だと思うんですよね」のような自分の意志や考えを入れると、好印象にプラスして人としての信用が生まれます

この「信用」が、会話の中でコミュニケーションを築きあげるためには重要なのです。

3. 「自分の意見はほぼ言わず、相手の意見を肯定する」を選んだあなた

3を選んだあなたの同調度合いは80%。これはやりすぎです(笑)。同調80%ともなると、あなたの会話は、ほぼ、「そうですね」「そうですね」の同調フレーズで構成されているということになります。

これだと、相手から「自分の意志がない人」というイメージを持たれてしまいますよね。正直、同調30%を選んだ人より印象が悪いです。

僕のまわりにも、外見や性格も文句ないのに、この同調具合が80%で残念な女子がいますね(苦笑)。ん~もったいない! と思います。

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