"New York is Ready" NY州の粋なメッセージ
コロナウイルスの問題がNYでも日々深刻になってきています。特に数日前からイギリスを除くヨーロッパからの入国が禁止になり、NYのブロードウェイもすべてキャンセル、そしてトランプ大統領が国家非常事態を宣言したことで、NYの街はとても混乱してきているように感じます。この頃はどこのスーパーも長い行列ができていて、サニタイザーやトイレットペーパーはすでに品切れ。保存がきく瓶や缶詰、パスタなどの食料品もいつも品薄で棚がガランとしていて……今まで感じたことのない雰囲気にとても驚いています。
今週からNYの公立校も閉鎖されることになり、子ども達は自宅でオンライン授業を受けることになりました。
NYがどうして、ギリギリまで学校を閉鎖しなかったのかというと、NY州では子どもは保護観察者がいないと留守番をさせてはいけないことになっているのです。
よって、学校が閉鎖してしまうと、子どもをシッターなどに預けることができない場合、親は仕事に行けなくなってしまうというのが理由のひとつでした。
NYは離婚率が高く、片親の家庭も多いのです。またNYに多い貧困層の子ども達は、学校で無料の朝食とランチを食べることができるのです。
そのような諸々の理由で、NYで閉鎖するのは最終手段になっていたのですが、とうとう閉まることになってしまいました。
けれども、朝食とランチが必要な子ども達に食事を与えられるシステムを作るそうです。
NY州のコロナウイルス対策HPには"New York is Ready"と書いてあって頼もしく感じました。
どんな時も心を穏やかに導いてくれるヨガ
ところで家で過ごさなければならない時間が多くなると、やはりストレスが溜まりがちになります。
ずっと気になっていた映画をまとめて観たり、部屋の大掃除をしたりなど、気分転換になることはいろいろありますが、私にとってやはりいちばんのストレス解消法はヨガをすることでしょうか。
実は私の今年の目標は「アクティブに過ごす」で、この数ヶ月の間、普段よりも意識して体を動かしていたので、家でエクササイズをすることも習慣になってきたところでした。
その中でもヨガは昔からいちばん好きで、心身共に効くのがはっきりと感じられて気持ちがいいので、最近はほぼ毎日欠かさずやっています。
娘が家にいる時にエクササイズをしていると、何度も話しかけられることが多くて気が散ってしまうのですが、ある時、娘を誘って一緒にやってみたところ、いつもはつらくて怠けてしまいそうなポーズも意外とがんばれることに気付いたのでした。
最近は娘の方から「そろそろ始める時間じゃない?」とリマインダーのように教えてくれることもあって、ふたりで楽しめるいい時間にもなっています。
ヨガやエクササイズをする時はiPhoneのアプリをいくつか使っていて、「FITBIT」という活動量や心拍数を記録できるスマートウォッチと同期させたりしています。娘と一緒によく使うのは「FitOn」というアプリです。
ヨガや筋トレ、有酸素運動、HIITなどエクササイズの種類も多く、NetFlixの番組で人気のJonathan Van Nessが講師のクラスもあったりして、使っていて楽しいので気に入っています。JVNはヨガなのにおしゃべりで、ついつい笑ってしまう感じなのが好きです。
ヨガもエクササイズにしても、やはり本当はスタジオに通うのがベストだと思うのですが、こうしてアプリを使って家でやるだけでも体を動かすことで心身ともに調子がよくなるので、とってもオススメです。
ざわざわとした落ち着かない毎日が続いていますが、それでも道端でふと足もとに目を落とすとうっとりするようなかわいらしい花を見つけたり、何となく上を見上げると大きな桜の枝にたくさん付き始めた蕾があったり……。
ヨガをした後は、いつもの風景も少し違って新鮮に心地よく感じられるように思います。どんな時でも、実はこんな風に静かで穏やかな時間が流れているということを、体が私に教えてくれているようです。
世界中がざわざわと落ち着かず、毎日状況が変化する大変な影響が続いていますが、みなさん、くれぐれもお体に気をつけて下さいね。
一日も早く、再びみんなで安心して集まることのできる時間が戻ってくれますように。