スティーヴ・チャンドラー著『自分を変える89の方法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)には、今すぐに行動することができる89の方法が紹介されています。
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行動すれば、やる気がでる
本著は、1996年に初版が出版。刊行から20年以上を過ぎた今では20の言語に翻訳され、世界25か国で出版されてきたベストセラーです。著者はアメリカの作家で、経営コンサルタントとして30社を超える企業や大学を顧客としています。
さぞや生まれつき社交的な人なのかと思いきや、もともとは臆病で内向的だったのだというのです。大人になってからは、アルコールの力を借りることもしばしば。アルコール依存に振り回されたという最悪な経験もしています。
そんな彼の人生が、どう変わっていったのでしょう。
人間はやる気になったから行動するのではない。行動するからやる気が出てくるのだ。この事実に気づくことができれば、人は自由になれる。
『自分を変える89の方法』8ページより引用
心の炎は自分自身でつけることができる。つまり、自分から行動しなくてはいけないということに著者は気づきます。やる気になるのを待つのではなく、行動することでやる気になる。この事実に気がついただけで、人は自由になれるといいます。
そして、人前で話すことが苦手だった著者は、話すことを夢見て行動を重ねました。その89の方法がわかりやすくまとめられているのが本著です。いったい、どんな内容が紹介されているのでしょう。
自分が死ぬ日のことを想像してみる
まずするべき最初の項目は、何だと思いますか。それは、「自分が死ぬ日のことを想像してみる」ということ。
私たちは何かを始めようとするとき、つい「またあとで」などと安易に考えてしまいがちです。でも、もしその「あと」がなかったとしたら、早くやっておけばよかったと強く後悔することでしょう。
自分がもうすぐ死ぬ場面を鮮明に思い浮かべると、新しく生まれ変わった気分になる。逆説的だが、死とは正反対の感覚を味わうことになるのだ。
『自分を変える89の方法』23ページより引用
まず、「自分はもうすぐ死ぬ」と覚悟して、ベッドに横たわる自分を想像してみる。そして、訪れる家族たちひとりひとりに語り始めることを思い浮かべる。すると、想像しただけで涙が溢れ、平常心を保つことができなかったと著者はいいます。
自分の人生に足りなかったことに気づき、本当に大切な人や物事が何なのか、はっきりわかるようになったといいます。
このエクササイズで大事な気づきは、実際に死ぬ直前にならなかったとしても、もうすぐ死ぬつもりで行動することが大事だということです。
私たちは人生の終わりがいつ来るのかなんて、日頃は考えもしません。何かをやりたくても、その気になったら、いつか始めようなどと考えてしまう。しかし、死を意識することで、逆に新しく生まれ変わったような気分を知ることができるというのです。
そして、次にすることは「なりたい自分になったかのように行動すること」。なりたい自分のビジョンを描いて、あたかも実現したかのようにふるまえばいい。なりたい自分についての物語を描くことで、可能性を広げる方法が浮かんでくるようです。
実際に実現するその日までは、「ふり」をし続ければいい。いずれ、ウソが本当になるときがやってくることでしょう。
ニュース断食をすれば、人生が豊かに
こんな風に行動して見ると、ひとつひとつは難しいものではないことがわかってきます。チャレンジの12番目には、こんな行動が紹介されています。
テレビを消すというのは、自分の人生に夢中になる一歩なのだ。まずは、1週間に1日、テレビをつけない夜をつくることから始めてみよう。
『自分を変える89の方法』54ページより引用
テレビが大好きという人はもちろんいるのかもしれませんが、今でいえばネットサーフィンやSNSチェックが該当するのかもしれません。
画面の中の登場人物は自分の人生を生きていて、私たちはそれを眺めているに過ぎない。彼らはそれでお金を稼いでいますが、私たちには一銭も入ってきません。もし、その時間を使って一冊の本を読んでいたら、どんなに有意義な刺激になっているか。
さらに著者は、「ニュース断食」をすすめています。ニュース番組の中には、世界中の不正や悲劇が溢れています。情報を得ることは大切ですが、自分の精神に与える影響を意識しながら、情報源を慎重に選択して見ることが重要でしょう。
別の項目では、「オーディオブックで移動時間を図書館にする」という行動が挙げられています。移動時間をちょっとした気分転換の時間にしている人は多いことでしょう。こういう時間を使ってネットニュースを見ることは、よくある話です。
こんなときに脳に取り入れる情報源として、オーディオブックがよいといいます。これを活用することで、移動時間はたちまち勉強時間になる。気持ちが前向きになって、仕事への熱意が高まることがあったと著者は語っています。
このように89の方法は簡単で、やろうと思えば、すぐできることばかりです。しかし、実際に行動するかどうかで、私たちの人生は大きく変わってくるのではないでしょうか。
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毎日を気持ちよく過ごそう
[自分を変える89の方法]image via shutterstock
多すぎる
89種類も用意しなきゃならんという事は決定打が無いんだな
素数なんか嫌いだから数字一つ減らすなり増やすなりしろ(難癖)
9でいい
893種類 用意しろ
90番目が知りたい
これだったら数字いらないよね
20年以上前か、その20年以上の期間で方法が89以上になっていそうな物だが・・・
つか『自分が死ぬ日のことを想像してみる』コレがかなり万能でコレだけで『自分を駄目にする行いを全て止められそう』ま気がするのは気のせいかねぇ・・・
89の方法って所で、『トネガワ』の海老谷を思い出した