でも「お酒は一切なし、完全にノンアルコールドリンクのみ」のバーなら話は別。ここならノンアル派でも気後れせずにバーの非日常感を楽しめそう……と思わせてくれたのが、六本木に誕生した「0%」です。
コンセプトは「宇宙にできた最初のバー」
六本木のアートコンプレックスビル「ANB Tokyo」1階にオープンした「0%」は、日本初の完全ノンアルコールバー。「宇宙にできた最初のバー」をイメージしたという店内は、曲がったミラーに六本木の街や照明が映り込み、ゆらゆらと揺れるさまが幻想的!
内装とアートディレクションは、国内外で注目を集めるアーティストYOSHIROTTENが率いるクリエイティブスタジオ「YAR」。設計は東京23区を中心に、ハイセンスな住居、店舗、オフィス空間などを手掛ける「TATO DESIGN」が担当しています。
味と見た目にこだわった“映える”ドリンク
「0%」で提供されるのは、思わずスマホを構えたくなるような、味も見た目もインパクト大のドリンクばかりです。スタッフが目の前でグラスにプルプルゆれるバブルを注入してくれる「アイスランドバブル」(1,200円)、フルーツとバジルを閉じ込めたオブジェのような器が美しい「A Real Pleasure ゼロ(0)になる」(1,500円)など、それぞれに楽しい工夫が凝らされています。
メニューの一部は、世界NO.1バーテンダーとして知られ、世界のバーからトップ50を決める「The World's 50 Best Bars」に3店舗がランクインする「SG Group」の後閑信吾氏が手がけているとのこと。日本ではまだあまり知られていないハーブやスパイスを使ったものや、発酵など体に嬉しい効能を取り入れたものもあり、お子様連れや妊娠中の方でもオーダーできるヘルシーさにこだわっているという点も魅力です。
「飲まなくても酔える」体験型メニューが楽しい
「0%」に来たらぜひ挑戦したいのが、「飲まなくても酔える」という体験型のメニューです。
「CBDチョコブラウニー」(650円)は、リラックス効果のあるCBDオイルを舌下に垂らして、30秒待ってから食べるというもの。すべての人が等しく楽しめるように、フードはすべてヴィーガン対応という徹底ぶりにも驚かされました。
ヘッドホンでゾクゾクするASMRサウンドを聴きながら楽しむドリンク「Nepalade with ASMR sound ネパレード、流星ジャーニー」(1,500円)や、スタッフに500円を支払ってスマホを預かってもらう「デジタルデトックス」のサービスなど、会話の種には事欠きません。
「0%」というお店の名前には、ノンアルコールであるということだけでなく、「人々の心を0(%)にする」という意味も込められています。内装にもメニューにもたくさんの仕掛けが施されているのは、驚き・ワクワクといった自分の感覚と向き合うことで、心をリセットする時間を持って欲しいから。
現在はコロナ対策もあり、完全予約制で営業している「0%」。営業時間は朝10時~夜10時まで、Wi-Fi・電源完備と、平日の気分転換にも隠れ家的に使えそうなお店です。気になった方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
「0%」
公式サイト 公式インスタグラム
自宅で楽しむドリンク
お酒が弱い人でも楽しめる。夜のリラックスタイムに飲みたいビネガーカクテル