日差しの強い春夏だけでなく、寒い冬も、紫外線は将来のシミやソバカスをつくってしまう原因になり得るので、毎日きちんとケアしてあげることが何より大切です。
■目に入った紫外線は、肌のメラニン生成を促す!大阪市立大学の井上教授のレポートによると「紫外線が肌に当たらなくても、目に入った紫外線が、肌のメラニン生成を促す」とのこと! マウスの実験では、耳だけ、目だけそれぞれに紫外線を照射し、耳だけに紫外線を当てた場合は耳の部分だけが日焼けしたものの、目だけに当てた場合には、全身皮膚の日焼け、皮膚のメラニン量の増加が確認されました。(※)また、アイウエアの「Ray-Ban(レイバン)」を輸入販売しているミラリジャパンの調査によると、この「目に入る紫外線が、肌のメラニン形成に影響すること」について、知っている人は52.5%。目に入る紫外線の肌への影響は、あまり認知されていないんですね〜。
■反射する光にもケアが必要!冬といえばスキーですが、雪原では注意が必要です。島根大学医学部の大平明弘教授によると、「眼は日々様々な角度から紫外線を浴びているため、直射日光だけではなく、反射して目に入る光(眩しさの原因となる光の乱反射)にも注意すべき」といいます。日常生活で目に入る、フロントガラスに反射する光やビルに当たる日光、スキー場で雪に反射する光なども紫外線量が多いんです。教授によると、「砂浜や雪原などでは、地面に反射する光によって、身体が浴びる光線量が増加し、多量の紫外線にさらされてしまう場合もある」といいます。
冬だからといって油断は禁物。目から入る紫外線は角膜炎や白内障の進行を引き起こすことも知られています。曇りの日でも紫外線は降り注いでるので、お肌のUVケアはもちろんですが、目のケアも習慣にしてみてくださいね。
(※)参照元:紫外線に関する意識調査
text by 庄司真紀
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美容誌編集部を経てフリーランスに。ナチュラルでヘルシーな美容を切り口にウェブメディアなどで執筆中。コスメ・フード・スピ・ファッション・女子旅などの分野で快適なライフスタイルを提案しています。
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