気がつけば花粉症のシーズン。花粉症の方にぜひ知ってほしい栄養素がビタミンDです。驚くべきパワーについてご紹介していきましょう。
免疫の過剰反応を抑えるビタミン
ビタミンDは脂で溶けるビタミンの一種で、D2からD7まで6つの種類があります。なかでも人間の身体に必要なのはビタミンD2とD3の2種類。Ⅾ2はきのこ類など植物性のものに、Ⅾ3は鮭など動物性のものに多く含まれています。ビタミンに分類されてはいますが、そのはたらきぶりは身体の機能をコントロールするホルモンさながら。もともとは骨に関する栄養素として知られていましたが、改めて注目を浴びている栄養素です。
その仕事のひとつが免疫のバランスを整えること。免疫力は花粉症にも関係するとされています。細胞の遺伝子に直接、抗菌ペプチドを作りなさいという指令を出します。抗菌ペプチドとは、細菌やウイルスを攻撃するようはたらくタンパク質。ビタミンDが免疫力を高めるようはたらきます。
おすすめは“25(OH)ビタミンD3”のサプリ
ビタミンDが含まれる食材は、鮭やしらす、いわしといった魚介類、しいたけやきくらげといったきのこ類。一方、紫外線の力を借りて皮膚で作ったりもしています。紫外線の一種、UV-Bは、衣服やガラスを通ることができないので、寒いからと外に出ない生活が続くと、体内で作られる量は目減りすることになります。紫外線ダメージが気になるなら、手のひらを日に当てるといった方法もあります。
私のおすすめはサプリメントの活用です。それは、一定量を毎日とるのが容易だから。このときのポイントは、25(OH)ビタミンD3を選ぶことです。私たちの身体に入ったビタミンDはさまざまな反応を経て25(OH)ビタミンD3という形となり、必要な分だけ活性化され、使われています。そのため、活性化される前の25(OH)ビタミンD3でとるのが望ましいのです。ボトルの成分表示は必ずチェックを。
どのくらいの量をとったらいいかわからない方、どのサプリを選んだらいいのかわからないという方は、オーソモレキュラー栄養医学を実践するドクターに相談するのもひとつの方法です。
周りでも「鼻水がぴたっとおさまった」など、喜びの声の多いビタミンD。薬のように眠くならないうえ、インフルエンザ予防にもなるというおまけつきです。意識して採ってみてもよさそうです。
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コメント
コメントを書く吸収の際に腸の結合をガタガタにする。なんとかガット症候群を抑えないといけないから、D取るだけってのもよくないんだよなぁ・・・