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先日、無事に閉幕した、カンヌ国際映画祭のオープニングに登場したレオナルド・ディカプリオ。俳優業も順風満帆な活躍ぶりですが、熱心に取り組んでいるエコロジー関連の活動でもいろいろな成果を挙げています。
最近、アメリカ・カリフォルニア州で、フカヒレの売買や所有を禁じる法案の可決が待たれていますが、実はここでもディカプリオは、法案支持の手紙を上院議員宛に送るなどし、支持の拡大に貢献しています。
フランスの女性誌「Femme Actuelle」によるインタビューに、ディカプリオはこう語っています。
「フカヒレ漁というのは、生きたままのサメのひれを切り、また海に戻すというもの。ただ中華料理やアジア系民族の生活のために、年間7千3百万ものサメが虐殺されていることを知らなければならない」
サメは当然、ひれを切られれば、泳ぐ事ができずに死んでしまいます。
今回の背景についてディカプリオが語ったことをまとめてみます。
・サメの乱獲やフカヒレ漁によって、サメの数が急激に減っているという事実
・サメは、地球の生態系の重要な一部であり、人為的にそれが破壊されると、全体のバランスが崩れる
・カリフォルニアは、アジアへの最も大きなフカヒレの輸出国である
そして、「巨大な海底に死骸が転がっているような光景を、誰も望んでいない」とし、潜水した際にひれを切られたサメが、まだ息をしながらも海底へと沈んでゆく光景を見た時のショックを伝え、サメへの被害がいかに大きいかを訴えました。
ディカプリオのこの活動は、こちらから支持できます。
今回法案が提出されているカリフォルニア州では、中国系の人口が125万人と、全米の1/3を占めており、フカヒレの消費量も全米の85%にも及ぶとされているのだそう。法案の可否は9月に行なわれる予定です。
[Leonardo DiCaprio:'Green Gatsby']
(下野真緒)
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/05/030192post_1955.html