「タンパク質=肉、魚」と思いがちですが、忘れてはならない野菜のタンパク源といえば豆! 栄養満点でヘルシー、良質なたんぱく質がとれるのですが、豆を使ったレシピのレパートリーはなかなか少ない気がします。


豆料理のレパートリーが増える本

そんななか「豆」にフューチャーしたレシピブック「ビーンズクックブック 豆と野菜をたくさん食べる本」が発売されました! 大人気のヴィーガンレストラン「Cafe Eight」や「PURE CAFE」のプロデューサー・清野玲子さんによる、時間と手間をかけない豆料理のレシピが満載です。

豆料理は茹でるのが大変、時間がかかるといったイメージがありますが、著者の清野さんは煮崩れ、アクを気にせず、もっと大胆に自由に料理することを提案してくれているのが嬉しいです。

ひよこ豆やキドニービーンズなとを使ったポピュラーな豆料理に加え、常備しておくと使い勝手のいい乾燥豆、簡単な浸水の仕方から、スナップえんどう、グリーンピースといったフレッシュな野菜豆の料理もたくさん紹介されており、特に「テンぺ」や「ソイミート」といった大豆の加工品を使ったレシピがもあるので、今までの豆料理本にはない新鮮で頼もしい一冊となっています。

ここで、著者の清野さんもときどき無性に食べたくなるという「レンズ豆を使ったパスタ」のレシピをご紹介します。


◆レンズ豆とブラックペッパーのフェットチーネ

<材料>(2人分)
レンズ豆(乾燥):1/2カップ
フェットチーネ(乾麺):160g ※ヴィーガンの人は卵の入っていないものを使う。
EXVオリーブオイル:大さじ3
ニンニクのみじん切り:1片分
豆乳:2カップ
塩:ひとつまみ
ブラックペッパー:小さじ1/2
レモンのくし切り:2切れ


<作り方>
(1)洗ったレンズ豆を水4カップ(分量外)、塩大さじ1(分量外)と一緒に鍋に入れ、中火にかけて15分茹でる。
(2)フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で炒める。にんにくがほんのり色づいたら茹で汁を切ったレンズ豆と塩、豆乳を加え、ひと煮立ちしたら火を止める。
(3)鍋に湯を沸かし、海水より少し薄い程度になるくらいの塩を入れてパスタをアルデンテに茹でる。
(4)パスタが茹であがる少し前にフライパンを火にかけてソースを温めておき、茹であがったパスタをフライパンへ移し、強火にしてソースによく絡める。
(5)お皿に盛りつけてブラックペッパーをふる。レモンを添え、食べる時に絞りかけていただく。 ※ソースが煮詰まってパスタにうまく絡まない時は、豆の茹で汁か豆乳でのばす。

ビーンズクックブック 豆と野菜をたくさん食べる本」P112より引用


名前は聞いたことあるけど、どう調理するの? と気になっていた豆が身近な食材になりそう。ヴィーガンはもちろん、お家ごはんを少しずつベジ寄りにしていきたいな、と思ってる人にもぴったりのレシピ本です。


ビーンズクックブック 豆と野菜をたくさん食べる本
著者・編集:清野玲子
価格:1,680円(税込)
出版社:マイナビ

photo by Thinkstock/Getty Images

(宮田茉貴子)

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