日頃から、冬の不調を予防してくれる健康管理のパートナーを選んでおきたいものです。
今回は、フランス流の予防アイテムをご紹介します。
●まず1つ目は、塩化マグネシウム。
これは、腸のはたらきを助けたり、ストレス、イライラ、疲れ、インフルエンザ感染などに対する免疫システムを刺激ししてくれるのだそう。風邪をひきがちになる冬には、予防策として摂っておいても損はなさそうです。
フランスでは、通常20g詰めのパウダー状のものが薬局などで売られており、これを1リットルの水に溶かして1日1杯飲むと、体調不良の予防につながるのだとか。また、塩化マグネシウムは日本のニガリに90%も含まれているとも紹介されており、ロハスなフランス人の中には、オーガニックショップやアジア食品スーパーで買う人もいるのだそう。
ちなみに、塩化マグネシウムは人によって下痢を起こしやすくなるので、用量は調整が必要なのだそう。
●2つ目はプロポリス。
これは、ミツバチが出す分泌物と、植物などから採取した物質とを混ぜ合わて作られる、巣を雑菌から守るために使っているもの。このプロポリスは、「自然の抗生物質」とも言われており、強力な殺菌力があり、古くから傷口の消毒や感染症の予防、ミイラの腐敗防止などにも使われてきた程です。
フランスでは、寒い季節が到来するとオーガニックのプロポリスのサプリメントや飴などを摂って、その抗バクテリア・抗ウィルスの効果を期待するのです。これによって、風邪になったとしても症状が軽くなるなどのデータも得られているのだとか。ただ、アレルギー体質の人にはむかないようなので、注意が必要です。
風邪の予防対策にはいろいろなものがありますが、いずれにしろ先手勝負。今からでも遅くはないはずです!
photo by Thinkstock/Getty Images
text by下野真緒(Mao FRANKIEWICZ SHIMONO)
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南仏在住ジャーナリスト/エディター。東京都出身。慶応義塾大学法学部政治学科卒。女性ファッション誌編集部を経てフリーランスエディターに。パリ・南仏へ留学後、フランス南西部に移住。パリ発webmagazine・chocolatmagにて連載コラム「南仏新婚journal」、ELLE maman blog「南仏ママンのpetit palette」、GLAMサイトで「南フランスのいい予感。」ほか「シティリビング」にて海外通信コラムなど執筆中。フランス人のライフスタイルほか、社会問題、時事ネタにも関心深い。
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