日本では、とてもなじみ深い「厄年」。じつは、海外にも厄年があるんです。

そんな海外の厄年について調べてみました!
●中国
日本の厄年のルーツとなった中国では厄年は干支。縁起の良いとされる金色か赤いものを見つけると厄除けになるとか。特に春節(旧正月)には赤い服を着て、家を出ずに過ごす風習があるそう。中国では本来良いとされる干支の年が、かえって禍が起こるかもしれないと考えたという説がありこの形式になったとか。

●トルコ
男性は23、43、63歳、13、33、53歳が厄年とされているとか。厄年には本人の身代わりとなるに等身大の泥人形を作り、川に流すという大がかかり儀式があるそうです。

●エジプト
男女とも4歳から56歳まで4年ごとに厄年が訪れると言われているそうです。厄除けには近隣の長寿のお年寄りたちから布をもらい、集めた布を継ぎはぎして縫った福を身につけるそう。

●イギリス
10年ごとによくない年が訪れると言われているそう。男性は4のつく年で、女性は7のつく年。森の木のにを年の数だけ拾い集めて、焼くことで厄落としになるといわれています。

●スペイン
男性は24歳と44歳、女性は14歳と34歳が厄年。厄払いには、親戚や友人が集まり厄年の男女が身守られながら、会話他馬の肉片を年の数だけ食べたあと、歌や踊りなどで宴が夜まで続くそう。(エバーライフ年齢研究所・世界の厄年事情より)

正直、めんどくさそう……と思ってしまうような儀式をする国も! 日本のように“お祓い”という概念がないため、あれやこれや大がかりな事が必要になったのかも……。

実はそれぞれの国の厄年の起源が気になった私。インターネットで調べてみたのですが、日本のサイトからは上記以外に詳しいことはあまり分かりませんでした。イギリスは英語なので厄年を英語で検索してみましが、それらしきものは見つからず。そもそも辞書にのっていた厄年を表す“bad year”とか“unlucky year”という単語じたい日本の厄年とニュアンス違う気が……。

しかし厄年を中国語「厄运之年」で検察したところ、日本と同じくらい情報が出てきます(もちろん中国語なので内容はサッパリですが)。厄年はアジアの方が深く根づいている風習なのかもしれません。

調べてみるととても奥が深い「厄年」。確かな根拠もないのに、日本では江戸時代から言い伝えられ今でも信じられているのが不思議です。エバーライフ年齢研究所が定めた新厄年は少し先であるものの、2013年は大厄年である私。この記事を執筆し、厄年も新厄年も「心身の変化に気をつけなさい、事故や病気などに注意して自分を大切しなさい」というメッセージのこもった年なのだと思いました!

[年齢研究所]

photo by Thinkstock/Getty Images

(若松真美)

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