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「好き」を仕事にするために30代でしておきたいこと/ギフトコンシェルジュ・裏地桂子さん
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「好き」を仕事にするために30代でしておきたいこと/ギフトコンシェルジュ・裏地桂子さん

2013-06-27 13:00

    さまざまな経験を経て、40代で適職に巡りあったギフトコンシェルジュの裏地桂子さん。これまでの半生、毎日実践している生活術、愛すべき"もの"を紹介した「もの、好き。 衣食住をセンスよく楽しむ心得」(講談社)が6月20日発売になりました。

    裏地さんの人生を切り拓いてきたのは、「ものが好き」という情熱でした。30代、今後の人生や将来を考えたときに「好きなことを仕事にしたい」と思う女性は多いはず。裏地さんが振り返る30代、そして夢を叶えるための方法とは?


    32歳未経験。元専業主婦からライターに

    豊富な知識で贈り物のセレクトやコーディネート、プロデュースを手がけるギフトコンシェルジュの裏地桂子さん。TV番組「ソロモン流」(テレビ東京)に出演するなどその生き方にも注目が集まっています。

    24歳で結婚。27歳で横浜郊外の庭付き一戸建ての専業主婦になった裏地さん。しかし、この後から自分の思い描いていた人生と大きく変わっていきます。不妊治療をやめ、子供のいない人生を考えた30歳。32歳で、大好きだった女性誌のライター募集に応募し、専業主婦から一転、大忙しの日々を送ることになります。

    「30代は寝る間もないほどでした。自分の足で情報を集めてワープロで原稿を書いて......。初めは、こんなに大変な仕事をするつもりはなかった(笑)。ただ純粋に、憧れの雑誌に携われて嬉しかったですね」

    すべてが未知の世界。そんな中、主婦時代のある経験が役に立ったと言います。

    「"ものが好き"で時間も豊富にあった私は月に50冊もの雑誌を読んで、好きなものを切り抜いた『わたし好みファイル』を作っていました。ファイリングすると、客観的に自分の好みの傾向が見えてくるんです。そして実物を見たり、食べたりして本当に"好き"かどうか確かめてみる。この経験は仕事で大いに生かすことができました。このファイルが今の仕事にもつながっています」


    自分が機嫌よくいるために小さなご褒美を

    突然キャリアウーマンになった妻に、旦那さまの反応は?

    「夫の方がキレイ好きなので、気になったらあなたがやってね、と言っています。先日銀婚式を迎えたのですが25年間で一度もケンカしたことがないんです。夫婦は他人同士、全て理解しようとしないのがいいのかもしれません」

    何よりも裏地さんが意識しているのは「自分が機嫌よくいること」だそう。

    お気に入りのネイルサロンは六本木「エスプリビューティー

    「自分に小さなご褒美をあげるんです。おすすめは指輪や腕時計、ネイルなど手の小物。目に入るだけで幸せになれるんです。年に一度の海外旅行より毎日のちょっとした幸福感。これだけで自分の心にゆとりが出て人に優しく接することができるなんて素晴らしいと思いませんか? だから、落ち込んだ時に『これさえあれば機嫌が良くなる』というアイテムや物事を持っておく。自分をコントロールする方法が分かるとラクですよ」


    好きへの情熱と有言実行が夢を叶える

    「自分の本を出したい」、着物の奥深さに魅せられてからは「呉服屋のプロデュースをしたい」と、その都度目標を定めてきました。そして夢は着々と叶っています。

    「私、言霊を信じているんです。夢は一人で叶えるものじゃない。口にすることで協力者が増えて、夢が叶うんです。悪口や「忙しい」は言わない。その日楽しかったことを振り返って、良いイメージで床につき、よし、おいしいコーヒーが飲める!と思って、楽しい気持ちで起床する。もうすっかり習慣になりましたが、これだけで意識が前向きに変わります」

    「好きを仕事にしたいけれど、自分は何が好きなのか分からない......。そんなときは『わたし好みファイル』や、好きなものの写真を撮って、なぜ好きなのか考えて見て。きっと何かが見つかるはずです」

    毎日がんばる読者に以前の自分を重ねてアドバイスしてくださった裏地さん。7月からはMYLOHASでギフトをテーマにした新連載がはじまります。どんな"もの"が登場するのか、どうぞお楽しみに!

    [もの、好き。 衣食住をセンスよく楽しむ心得](講談社)
    著者:裏地桂子
    定価:1300円(税別)

    プロフィール
    ギフトコンシェルジュ。クリエイティブコーディネーター。草月流師範。1996年より、『Grazia』『婦人画報』『メイプル』などの女性誌でライター、コーディネーターとして活躍。衣食住ライフスタイル全般に精通し、食通、きもの好き、京都好きでも知られ、現在は企業やショップの商品企画、商品セレクション、プロデュース、ブランディングなどを数多く手がけている。2012年11月に『ソロモン流』(テレビ東京)に出演。 ホームページ>>


    (松浦松子)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/06/03088730_13.html
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