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鎌倉が世界遺産に!? この機会に知っておきたい世界遺産の基本
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鎌倉が世界遺産に!? この機会に知っておきたい世界遺産の基本

2013-01-16 01:00
    東京からのアクセスが良く、山と海に囲まれ、寺社、仏閣が多く点在している鎌倉。週末に気軽に遊びに行けるスポットとしても大人気です。

    そんな鎌倉が、今年の6月に世界遺産に登録されるかどうか、が決定します。そこで、この機会に世界遺産について知りたい! と思い、さっそく調べてみました。


    ■世界遺産って何?世界遺産とは、自然と人類の歴史によって生み出され、過去から引き継がれ、次世代に受け継ぐべき貴重な文化財や自然環境のことをいいます。UNESCO総会で採択された「世界遺産条約」に基づき選ばれます。なお、世界遺産条約の締約国は世界で187国にのぼります(2011年5月現在)。


    ■世界遺産は、3種類!世界遺産には、下記の3種類があり、有形の不動産がその対象になっています。<文化遺産>顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など:法隆寺・姫路城など<自然遺産>顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、景観、絶滅の恐れのある動植物の生息・生息地などを含む地域:屋久島・知床など<複合遺産>文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている遺産:マチュピチュなど(日本は今のところなし)

    ■どうやって世界遺産に登録されるの?おおまかな流れを簡単に説明すると……(1)政府が、国内で暫定リストを作成し、UNESCO世界遺産センターへ提出(2)政府が、暫定リストの中からひとつを選んで、1年に1物件をUNESCO世界遺産センターへ推薦(3)UNESCO世界遺産センターが、推薦された物件に関して専門機関に現地調査を実施を依頼(4)専門機関が、行った現地調査の報告書をUNESCO世界遺産センターへ提出(5)報告書をもとに、世界遺産委員会が登録の可否を決定
    ※参照元:文化庁


    鎌倉は、1992年に暫定リストに入り、「武家の古都・鎌倉」というコンセプトをまとめ、2012年1月に、ユネスコへ推薦書を提出しました。20年という長い歳月を経て、やっと世界遺産に登録されるか否か判断される段階になったのです。

    世界遺産に登録されるメリットは、文化遺産が保護されたり、景観が守られること。また、海外からの観光客が増えるというメリットもあります。逆に、デメリットとして、渋滞を起こしたり、文化遺産が傷つけられたり、ゴミが増えたり、という懸念があるのも事実です。

    ただ、ここまで来たのは、政府だけでなく、地元の方々の大きな協力があったからこそ。泣いても笑っても6月には結果が出ます。どちらの結果になったとしても、鎌倉を好きな気持ちは変わらないので、静かに見守っていようと思います。ちなみに、富士山の世界遺産登録の可否も、同じ6月に結果が出るので、こちらも楽しみです! 

    [鎌倉市,文化庁]

    photo by Thinkstock/Getty Images

    (マイロハス編集部/篠田)

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