「世界水草レイアウトコンテスト」2012年度グランプリ「アマゾン」


とにかく何も考えず、「ぼーーーっ」とする。瞑想するでもなく、ヨガをするでもなく、どんなに忙しくてもその時間が自分にとって、とても大切だなと感じています。

視線の先にあるのは、テレビ画面(かといって、内容を見ているわけではない)ということが多かったのですが、最近はグリーンなど、目に優しくて自然を感じられるものの方が、質の高いぼーっと時間が過ごせて、頭が空っぽになる気がします。

そんな私の心をわしづかみしたのが、このアクアリウム。じつはこれ、水槽の中の写真で、世界水草レイアウトコンテストのグランプリ作品なんです。

地上にある風景以上の壮大なパノラマが水の中に広がっていて、「水景画」ともよばれるほど。これなら何時間でもぼーっとできそう......。


2010年度グランプリ「森の香り」

2008年度グランプリ「丹霞」


密かなブーム! 自宅でもできる水草水槽

このアクアリウムのポイントとなっているのが、「水草」。水草がバクテリアなどを分解し、澄んだ水の状態を保ってくれるんだそう。水草があることによって、水槽の中で完ぺきな生態系ができちゃうというわけです。

こんなステキな世界を教えてくれたのが、マンガ家タナカカツキさんの「すばらしきインドア大自然 水草水槽のせかい(リトルモア刊)」。

世界レベルの水草水槽はとてもムリですが、自宅で手軽にできるものないかな、と探していたところ、本の後半にありました! ボトル園芸。水換えがいらないので簡単です。材料さえ手に入れば、本書を参考に誰でもすぐに始められます。


ガラスボトルの中の庭園「ボトル園芸」


著者がマンガ家さんなので、かわいらしいイラストによる解説が随所にあり、理系がまったくダメな私でもどんどんその世界に引き込まれました。入門書としてオススメです!

ふつうの観葉植物も大好きなのですが、水があることによって、"流れる=浄化される"という感覚になり、頭がよりクリアになるのではないかと、あくまで個人的な見解ですが、そう思います。涼を求める夏にもぴったりです。

ちなみに、世界最大の水草水槽は、幅7メートル! 昨年オープンした東京スカイツリータウンソラマチにある「すみだ水族館」にありますよ。

すばらしきインドア大自然 水草水槽のせかい(リトルモア刊)

世界コンテスト写真提供:(株)アクアデザインアマノ

(マイロハス編集長/佐々木彩子)

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