布ナプキンの基本形は3タイプ
布ナプキンを使い始めてまず感じた変化は、生理時特有のムレやかゆみがなくなったことでした。布なのでぬくもりがあって、お腹が冷えなくなり、生理の不快感が減った気がします。さらに、ナプキン自体を大切に扱いたくなって、一番めんどうだろうなと思っていた洗濯すら楽しみだったりします。この気持ちの変化はすごい!
布ナプキンが気になってきた、という方のために山浦麻子さんの『布ナプキンはじめてBook』を片手に、まずは、形や素材など、どんなタイプのものがあるのかを見ていきましょう。
布ナプキンの形には、大きく3つのタイプがあります。
左から、プレーンタイプ、一体型タイプ、ホルダー・パッドタイプ
<左>布ナプキン ハンカチタイプ 綾ネル2枚セット/1,050円
<中>布ナプキン(小)羽つき 2枚セット/2,730円
<右>布ナプキン(ホルダー&パッド)/2,625円 すべて税込・プリスティン
1.プレーンタイプ(左)
ハンカチのようにシンプルな四角で、折りたたんで使います。
きれいな布が肌に触れるように折り返して使うので、交換の回数が少なくてラクチン。
2.一体型タイプ(中)
使い捨てナプキンと同じ形で、スナップボタンでショーツに固定できます。
肌にあたる側の布と、裏側の布との間に吸収体(何枚も布を重ねたものなど)が入っていて、使い勝手は使い捨てナプキンレベル。いろいろな柄や形があるのも特長。
3.ホルダー・パッドタイプ(右)
ショーツに固定する「ホルダー」と、吸収のための「パッド」を組み合わせて使います。量が心配なら、パッドを2~3枚重ねると吸収力が高まります。(山浦麻子 著『布ナプキンはじめてBook』より引用)
素材やデザインもお好みで選べる
生理中の敏感な肌に直接触れるものですから、素材にはこだわりたいところ。オーガニックコットンをはじめとした天然素材をセレクトしているブランドが多いのも、布ナプキンの特長です。
オーガニックコットンの専門ブランドPRISTINE(プリスティン)やメイド・イン・アースのように、染色をしないシンプルなタイプのものもあれば、IRIE BAGGY(アイリーバギー)やキューズベリーのようなカラフルなものも。
メイドインアース 布ナプキン昼用レギュラー/1,890円(税込)
<左>IRIE BAGGY セパレート スタンダード 布ナプキン DAYホルダー(防水布入り)/1,290円(税込)※色柄多数
<右>キューズベリー 布ナプキン コットンWガーゼ ランディアスニール 夜用/2,079円(税込)
コットン以外にも、Kotori works(コトリワークス)のオーガニックリネンや、TAKEFU(タケフ)の竹ガーゼ素材など、思っていたよりバリエーション豊かですね。
生地重視でシンプル派でしたが、カラフルなものも毎日選ぶのが楽しそう。勢いだけでは乗り切れなくなってきた心身の変わり目、"30代"に出会った布ナプキン。自分に目を向け、大切にする感覚を持てたことが、一番の変化もしれません。
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(渡部えみ)