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結婚後もどんな環境でもやるべき事に突き進む/コスメキッチン・中本恭子さん
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結婚後もどんな環境でもやるべき事に突き進む/コスメキッチン・中本恭子さん

2014-01-02 22:30

    仕事からその人が見つけた大切なモノを探る「大和撫子の生き方クローゼット」第7回。

    大好きな仕事を続けたくても、結婚や家庭の事情など、自分以外の要因で辞めなければいけなかったり、思うように生きられない時期も人生には出てくるもの。でも、その時期をどう過ごすかによって、未来は大きく変わってくるのかもしれません。

    コスメキッチンの 海外とのやWEB PRを担当し、プライベートではフードコーディネータ--としてレシピを提供したり、「Nagomi Visit」というプログラムで外国人に料理を教えている中本恭子さん(31歳)もそんな経験をした一人。

    ナチュラル&オーガニックコスメをはじめ、雑貨や洗剤など自然に寄り添う商品をラインナップしているコスメキッチン

    いまは「今まででいちばん楽しい仕事」をしている中本さんも、かつて自分ではどうにもならない理由で人生が思うようにいかず、悩み迷った時期があったそうです。

    忙しさのなかでハッキリした、本当にやりたいこと

    昔から好奇心が旺盛だったという中本さん。大学生の頃はバックパッカーとして約50か国を巡り、「いくつになっても、女性が人生を楽しめるお手伝いができるような情報を発信していきたい!」と感じるようになります。そして、卒業後は、「好奇心」と「伝えること」の両方が満たせるインターネットの世界へ。Web系広告代理店の営業として忙しさに追われる日々を過ごします。

    本来やりたかったことと現実とのギャップに悶々とする日々......。ちょうどその時、当時スタートしたばかりの「東京ガールズコレクション」の映像が飛び込んできます。

    「女の子たちがケータイを持ちながら目をキラキラさせて喜んでいて......リアルに人の顔が見えて、世の中に新しいインパクトを与えるネットの使い方に、わたしの求めていたのは、こういう『人の笑顔が見える』情報発信なんだと改めて気づきました」

    人生の大きな転機が、二つ同時にやってきた

    インターネットのダイナミックな潮流を肌で感じた中本さんのもとに、二つの大きな転機が訪れます。

    「同じ高校の先輩と再会し、3か月で婚約。9か月で式を挙げました。そして、婚約が決まってすぐに、急がなければ、とファッションウォーカー(東京ガールズコレクションの通販サイト)への転職を決めたんです。女性としての着眼点で、女性を幸せにできる仕事に就くことができるチャンスが巡ってきました」

    半年の間に人生の大きな節目をいくつも迎えたのですね。

    「タイミングってとても大事だと思います。そのときに決断をしないと逃してしまう。結婚は仕事をやりきってからだと思っていたのですが、夫が『よほど常識から外れたことじゃない限り、結婚してできないことなんてあるの?』という考えの人だったので踏み切れました」

    環境の変化を受け入れ、やるべきことをまっとうする

    当時、転職したファッションウォーカーはまだまだ立ち上がって間もない頃。ウェブマガジンの創刊、大手ポータルサイトとのコンテンツ立ち上げなど、前例のない仕事が多い中で、様々な業界出身の才能豊かな先輩たちからたくさんのことを学びながら、楽しく働いていました。

    「一から立ち上げる仕事は大変でしたが、周りには芯があって生き方にもこだわりのあるカッコいい女性がたくさんいて、大好きな職場でした」

    充実した日々を過ごしていたのも束の間、突如、旦那さんにイギリス転勤の辞令がでます。大好きな仕事を泣く泣く辞め、イギリスで慣れない専業主婦としての生活がスタート。最初はイギリスの田舎での今までとは全く異なる環境に戸惑い、思い悩んだのだとか。

    「でも、夫から『楽しくない理由をさがそうよ』と言われ、気づいたんです。楽しくないのは、楽しむ土台ができていない......英語が思うように話せないからだ、と。それからは、ほかのアジア人のいないEUが運営する教会の語学学校に通い、1日6時間を最低目標に英語を勉強しました。意思疎通ができるようになると、学校だけではなく現地で働くイギリス人や外国人の友人などにもコミュニティが広がり、多くのことを学べました」

    家族でフランスに住んでいたこともあり、父がフレンチやイタリアン担当、母が主に和食やお菓子担当という料理好きな両親のもとで育った中本さんが、イギリスで英語とともに日課にしていたのが料理。

    「もともと料理は大好きで、キッチンに立つと時間を忘れてしまいます。イギリスでは毎日2時間以上キッチンに立ち、新しい料理に挑戦しました。夫もおいしいものを食べるのが大好きなので、料理を囲んだ団らんができて楽しかったようです」

    「自分もハッピーに」が理想のライフスタイル

    2年後、日本に戻った中本さん。イギリスで学んだことを形にするため、TOEICやJ-SHINE(小学校英語指導者)などの英語関連資格を取り、また、まわりの強い薦めもあって、フードコーディネーターの学校にも通い始めます。

    「資格取得や学校に通いながら、インターネットの仕事もしていたのですが、やっぱり何かが違うという迷いがありました。オーガニック文化が進んでいるイギリスで、自然と共存し、自分を大切にして相手も大切にするというライフスタイルを実体験し、もともとあった『人を幸せにしたい、笑顔が見たい』という思いに、『ハッピーなライフスタイルを』という気持ちが加わりました」

    結婚したって、やりたいことは全部やる

    そんななか出会ったコスメキッチンは、オーガニックコスメにとどまらず、カフェや雑貨なども含め、トータルに有機的なライフスタイルを提案していく会社。

    「オーガニックコスメのつくり手は、人にも自然にも優しく、本当に心がまっすぐな方が多いんです。環境を救いたいという思いや本物を伝えたい、ハッピーになってほしいという気持ちで生み出されたものに携われているのはとても幸せで、やっていることに意義を感じます」

    中本さんの担当業務は、インターネット系のプロモーションや、新規事業、コラボレーションなど、これまでの仕事の経験が生かされているものに加え、海外ブランドとのやりとり、さらにはコスメキッチンスクールでの講師やケータリングプロデュースなど、イギリスで磨いた英語と料理のスキルも発揮できるものまで多岐に渡ります。



    左)中本さんが考えているスクールのレシピ。
    右)コスメキッチンの展示会でふるまわれたケータリングもすべて中本さんがステイリングから調理まで担当。

    「コスメキッチンは、がんばっている人にチャンスをくれる会社。大好きだった仕事を辞めた経験、そしてイギリスで、思い通りに動けない、けどやるしかない、という状況を味わったので、与えられた機会は逃さず、できるうちにどんどんチャレンジしていきたいと思います」

    先日行われた展示会でふるまわれたケータリングは、レシピから調理、スタイリングまで、すべて中本さんが中心となって担当したもの。おいしそうに食べる笑顔や、きれいに料理のなくなったテーブルに、終了後、思わずうれし泣きしたそう。

     
    左)先日行われた展示会での様子 右)自宅に外国人を招いて日本食を伝えています 

    女性らしい外見からは想像ができないほどの、努力と根性で前に進み続ける男前な中本さん。結婚してもちゃんと挑戦し続けられるということを見せたいという思いを、これからも行動を示してくれるに違いありません。

    コスメキッチン公式ウェブストア

    (渡部えみ)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2014/01/034960cosmekitchen.html
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