友だちのアドバイスやSNSで流れてくる情報など、あれがいい、これがいいという話に振り回されては、自分の好きや本当にしたいことを後回しにしてばかり......。人生の主人公は、ほかでもない自分なのに、そんな状態では主役とは言えないのかも。
いつもの「朝」に、キャッチコピーをつける人生の主役を自分に取り戻すには、「まずは目の前の時間に、自分なりのキャッチコピーをつけることから始めましょう。」と提案しているのが、ライフスタイルプロデューサーの村上萌さん。著書「カスタマイズ・エブリデイ」では、「朝」を取り上げて「こうだったらいいな!」と思えるキャッチコピーを写真とともに紹介してくれています。
・とびっきりのパンが待っている、朝。
・テーブルに季節をとりいれる、朝。
・お気に入りのコーヒーで始める、朝。
・最高に気持ちのいいシャワータイムの、朝。
・自然と一体化する、朝。
自分の朝とくらべて、ほど遠い! と思うかもしれませんが、実はどれもそんなに難しいことではありません。
「朝食にパンを食べる」と言ってしまえはそれまでのことも、おいしいジャムを手に入れて「こだわりのオーガニックジャムを塗ったトーストを食べる、朝」なんてキャッチコピーをつけるだけで特別な時間を過ごしている気分に。
それに、前の日の夜に「明日はどんなキャッチコピーの朝にしよう?」と考えてベッドに入れば、嫌な気持ちを抱えたまま眠りにつくなんてこともないし、ワクワクした気持ちで次の日を迎えられます。
幸せのカギは淡々と続く毎日の中にポイントは、「自分専用」であること。素敵な生活をSNSで自慢したい!なんて考えは捨てて、自分が心から楽しめることを選ぶこと。そうやって毎日を楽しむ姿勢が幸せのカギにもなると村上さん。
人生って意外とドラマティックじゃないと思うんです。靴を片方落としても王子様どころか誰も拾ってくれないし、家のじゅうたんに乗っても、 頭に何かの粉をかけても、空を飛ぶ魔法は使えません。だとしたら、淡々と続く毎日の「起きる、食べる、寝る、仕事して、ちょっと恋して、旅行して」そんなことを、いかに自分らしく、そして楽しく過ごせるのかーそこに幸せのカギがあるのだと思います。
『カスタマイズ・エブリデイ-コーヒーは、ダブルトールノンファットエキストラホットラテ』P.7より引用
なりたい自分をなりたいままにしておくか、少しずつでも近づいていくかは自分次第。いきなり明日の朝からは難しいと思うなら、次の週末の朝に。毎日はできなくても、週末だけでも続けてみる。
そうすればいつの日か、思い描いていた暮らしをナチュラルにしている自分になれるのではと思います。
[カスタマイズ・エブリデイ-コーヒー は、ダブルトールノンファットエキストラホットラテ]
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