東洋の知恵では"女性の骨盤と目には深い繋がりがある"と考えられています。それは、目の酷使によって視神経が疲労し、首や肩、背骨の一本一本をこわばらせ、骨盤の開閉力を低下させるということ。
特に、女性ホルモンの周期によって骨盤のスムーズな開閉が重要な鍵となる、生理前や生理中・妊娠・出産直後など、この時に目を酷使してしまうと、様々なマイナートラブルを招く原因になってしまいます。
PMSや生理痛に悩む人におすすめ日頃から生理前のPMSや生理痛がある人や、重いつわりや、逆子、お腹の張りなどにお悩みの妊婦さんは、早急に目の疲労をケアする必要があります。
視神経の緊張が慢性化している場合、なかなかそれを自覚できないなんてことも......。簡単なヨガのテクニックで、まずは緩むことを覚え、女性が生まれながらに備えている女性力を発揮しながら、健やかで心地よい毎日を目指しましょう!
今日は目の緊張をほぐす「目のトラタク」と、骨盤調整にも効果的な「優しい鳩のポーズ」をセットでご紹介します。
目の緊張をほぐし、視力改善効果もある「目のトラタク」1、椅子、または床に、楽な姿勢で座ります。
2、顔を正面に向けたまま動かさず、上・下・右・左の順に大きく目(視線)を動かす。
3、続いて、右上・左下・左上・右下の順番に、斜めの動きも行います。
4、仕上げに、目を右回りに大きく一回転、逆回転も同様に。
5、目の「パーミング」を行うと、さらに効果的。
※目を動かしづらい場合は、写真の様に親指を立て視線の方向をリードする。
◆主な効能:骨盤調整効果、生理痛・生理不順の改善、冷え・むくみの改善。
1、四つんばいの姿勢から、両手の間に左膝を出し、左太ももをマット端と平行に揃える。
2、右足を後ろに伸ばし、つま先までが真っすぐになるように整える。
3、両手で床を押しながら、頭頂を天井の方向に引き上げ、背筋を伸ばす。
4、右足の付け根(鼠径部)の心地よい刺激を感じながら、3~5呼吸程くり返す。
※手足を入れ替えて、反対側も同様に行う。
<POINT>
骨盤の向きが傾きやすいので、必ずおへそを正面に向けるように注意しましょう。また、後ろに伸ばした足の甲で床をプッシュすると、鼠径部への刺激もさらにUPします。