『世界遺産ふしぎ探検大図鑑』には、各国の世界遺産が子どもでもわかりやすく紹介されています。子どもの好奇心を刺激するイラストや豆知識も満載で、大人が読んでも十分楽しめる内容です。
エジプトを訪れた際は、この事典で予習をしていた小学生の息子が観光ガイドのようにピラミッドやツタンカーメンの説明をしてくれ、帰宅後も興奮冷めやらぬ様子でファラオに関する本を読み耽っていました。
アジアとヨーロッパにまたがる国トルコは歴史的遺産の宝庫。
ビザンチン時代にキリスト教の教会として建てられた後、オスマン帝国征服後イスラム教のモスクとなったアヤ・ソフィアでは、異なる2つの宗教美術に触れることができました。
図鑑には見開き1ページに要点がまとめられていて、宗教の複雑な流れも子どもにも分かるように説明されているので、ガイドブックとしても重宝しました。
日本の世界遺産も網羅されているので、国内旅行にもうってつけです。
熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)のページでは、この地で神様の使いとされている八咫烏(やたがらす)がサッカー日本代表のシンボルにもなっていることが紹介されているのですが、これがまたサッカー好きの息子のツボを刺激してくれたのか、神社では八咫烏の像を前に目を輝かせていました。
今や息子は『世界遺産ふしぎ探検大図鑑』を手に「次はここに行ってみたい。大人になったらもっともっと世界中を旅するんだ」と張り切っています。
これからも「体験を伴う学び」を実現すべく、親子で旅を満喫したいと思います。
mother and child photo via shutterstock