ホームパーティーや持ち寄りで楽しむポットラックパーティが身近になり、みなでカジュアルに食事を楽しむ機会が増えています。そんななか、日本にいながらにして、海外の食卓におよばれしたような体験をしました。 旅先で、家庭料理をいただく仕組み

海外に行ったときに、ほんものの家庭の味を食べたいと思ったことはありませんか? そこで利用したいのが、世界の食卓を旅するマッチングサイト「KitchHike」です。世界中の食卓で料理を作る人(COOK)と食べる人(HIKER)をマッチングさせるオンラインプラットフォーム。

旅先の家庭の食卓で、現地の人といっしょに手料理を食べることができるというもので、日本、韓国、タイ、マレーシア、イタリア、ボリビア、ポルトガル、エストニアなどの食卓が登録されています。

アルジェリアの家庭料理を東京で

旅行先だけではなく、日本に住んでいる海外の人も「KitchHike」に登録しているから、日本にいながらにして、海外の食卓におじゃまするのも可能。

東京に住むアルジェリア人のモハメドさんが参加者を募っていたのでさっそく予約して、体験してきました。

その日の参加者は全部で7人。駅で待ちあわせをしてモハメドさん家に行くと、すでにおいしい香りが。

料理をするのが大好きだというモハメドさん。東京にアルジェリアレストランがないので
、アルジェリア料理を日本人にも知ってもらおうと「KitchHike」に登録。この日もたくさんのアルジェリア料理を用意してくれていました。

どんな星付きレストランよりもおいしい、家庭の味

前菜として、モハメドさん風アボカドサラダ、パプリカ、マサラ、コリアンダーで味付けたチキンをいただきながら、自己紹介をしたり、アルジェリアの文化や旅行で行くおすすめの街について話を聞いたり。参加者たちはすぐに打ち解けて、はじめて会ったとは思えないほど和気あいあいの雰囲気です。

続いて、白インゲンと牛肉の煮込みが登場。

そして、メインとなるチキンクスクスが食卓に運ばれてきました。

モハメドさんはとてもヘルシー志向な方で、油の量を減らすうれしいアレンジをしてくれていました。白インゲンは栄養たっぷりでダイエット効果を期待。クスクスも味がしっかりついているのに想像よりもあっさりしていて、とても食べやすかったです。

"食"を通したコミュニケーションは、こんなにも簡単

おいしいごはんがあって、仲間との会話も弾み、今回、アルジェリアという国についても知ることができました。SNSが発達し、誰でも世界中の人とすぐに繋がることができる時代だからこそ、リアルなスペースで目と目をみて会話をするという、原点に戻ったような時間がとても楽しかったです。

KitchHike」のサイトはだれでも参加することができるので、今回のように日本にいながらにして外国人の方の手料理を味わったり、自分が海外に旅行した際にぜひ利用してみたいもの。あるいは、自分の手料理を世界中の人に味わってもらうのもいいかもしれません。

[KitchHike]

RSS情報:http://www.mylohas.net/2014/09/040548kitchhike.html