自分でお灸をしてみようと思ってはみるものの、火を使うのが不安だし、ツボの位置があっているかわからない...と、二の足を踏んでいました。そこで、お灸をとっても簡単に、誰でも手軽にできるようにと考えられた「ペットボトル温灸」を試したところ、これがなかなかいい具合。 お灸の効果はツボ付近の皮膚を温めればOK

安心のペットボトル温灸』 著者:若林理砂 出版社:夜間飛行 1620円(税込)

そもそもお灸とは、もぐさの成分よりも、熱を加えることのほうが大切なのだそう。『安心のペットボトル温灸』によれば「お灸の効果はツボ付近の皮膚の温度を50〜70℃にすることで得られる」のだとか。そのため、ホット専用のペットボトルに80℃程度のお湯を入れて、ツボ付近に押し当てれば同様の効果が得られると著者である針灸師の若林理砂先生はいいます。

ペットボトルとお湯さえあればいつでもできる

ペットボトル温灸の基本ルールは次の通り。

ホット専用ペットボトルに70〜80℃程度のお湯を入れて、ツボ付近に断続的に押し当てます。80℃のお湯は水道水(20℃前後)100mlに対して沸騰したお湯200mlが目安。目分量で水を1/3、お湯を2/3入れればOKです。

(『安心のペットボトル温灸』P.14より引用)

あとは、ツボ付近をねらってペットボトルを押し当てるだけ。熱いと思ったら離し、また押し当てるを数回繰り返します。リズミカルに押当てるのと離すのを繰り返すのがコツ。広い面積を一度に温められるのでツボを的確に探し当てる必要がなく、「なんとなくこのあたり」という程度でOK。本では、冷え、便秘などの症状別のツボの温め方も紹介されています。

火を使わなくていいので安心だし、コップ1杯程度のお湯さえあればすぐできるので、忙しい朝や疲れていてすぐにも眠りたいとき、オフィスにいるときでもできます。冷めてきたらひざの上に乗せて小さな湯たんぽ代わりに。お湯のやわらかいあたたかさがなんとも心地いいです。

[安心のペットボトル温灸]

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