その日にあったイヤなできごとや、解決されずに気になって仕方のないこと、そして、明日の心配ごとなどが原因で、なかなか寝付けないことがあるものです。こういったストレスを原因とする不眠は、真面目なタイプの人や、神経質なタイプの人に多いといいます。

ぐっすり眠りにつけるようにと、森や川の音、小鳥のさえずりなどが収録されたBGMをかけてみても、その考えから抜け出せない......。または、リフレクソロジーで足のツボを押してみても寝つけない......。いろいろ試しても効果がないのであれば、寝る前に心配ごとをしっかり処理してしまうこと以外に方法はありません。そんなときは、あることをイメージするといいそうです。

心配ごとを忘れる方法

フランスの「Topsanté.com」によれば、この方法は、「自分」と「その日の心配ごと」を切りはなしし、距離をとらせるためのものだといいます。

1、自分の隣にジッパーのついた大きな大きなカバンをイメージします。そのカバンには、2つのアームがあり、自分の名前が書いてあります。

2、カバンの詳細をイメージしたら、全ての疲れと、1日のすべての心配ごとをそのカバンに詰め込みます。これは、眠るまえに何度もその心配ごとについて考えてしまうのを避けるためのものです。

3、カバンに全て詰め込んだら、ジッパーを締め、大きな風船にカバンのアームを掛けます。そして、風が吹きはじめ、カバンを遠くへ遠くへと運んでいきます。

4、カバンは宙へと浮かび、空高くへ上がっていき、やがてちいさな点となって見えなくなります。

(「Topsanté.com」より引用)

これは、眠るまえに、ベッドに横たわりながら行ないます。

心配ごとやイヤなことがあると、どうしても一歩ひいた目線で物事を判断することができなくなります。このイメージ・トレーニングは、自分とイヤなできごととを引きはなし、「いま考えても仕方のないこと」と見切りをつける役割を果たしてくれます。そのほかにも、頭のなかを空っぽにしながらおこなう、腹式呼吸も良いのだそうです。

簡単にできるものなので、思いだしたときに試してみたいものです。

[Topsanté.com]

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