「和紙」とは、ふだん使っている紙とは制作工程も材料も強度も違うようです。
伝統的な和紙は、細い木の表皮のすぐ下にある薄皮の部分だけを剥ぎ、様々な工程を経て、手漉き職人の手によって作り上げられます。手漉きすることによって、紙の繊維が複雑に絡み合い、自然な強さと美しさを兼ね備えた独特の紙になります。
(日本橋 榛原ウェブサイトより引用)
19世紀中頃の万国博覧会では千代紙などを出品し、いわゆる「ジャポニズム」を広める一翼を担い、竹久夢二など当代の人気作家がデザインをてがけるなどデザイン史に影響を及ぼしてきました。
今日でも「蛇腹便箋」で2012年『グッドデザイン賞』を受賞するなど伝統を守るだけでなく現代に和紙の魅力を発信し続けています。和紙で物を包む礼法文化「折形ワークショップ」も随時開催しており、和紙の質感をいかしたポチ袋や箸つつみ作りなどを体験できるそうなので、気になる方はウェブサイトで日程をチェックしてみください。
[日本橋 榛原]