先週は、炊き込みごはん(切り干し、いりこ、エリンギ、昆布、出汁、かぼちゃの種)
レンズ豆と玉葱と人参とおくらのスープ、モーイのアチャール(玉葱、香菜)をつくりました。
参加者最年少の4才の子は、お母さんに「今日の給食はなんだったの?」と聞かれ、「かぼちゃの種と、ちいさい魚」と答えたようで、お母さんは「???」となっていたようです。かわいい!
そして今日は、食べる前に献立の紹介をしてみよう、とはじめての試み。まずは今さらながら自己紹介です。「こんにちは! 給食を作っている18才のおねえさん、きこちゃんです」と、ふざけて言ってみましたが、普通に「きこちゃん40才じゃん」とクールに言われ......かないません涙。
気を取りなおして、「今日のメニューを説明します。というか、なーんだ?」と聞いてみました。「大豆!」「オムレツ!」「ごはん!」矢継ぎ早にわかりやすい名前が挙がります。「はい惜しい! 大豆じゃなくて、白いんげん豆と塩豚と白菜のスープと」と言ったところで、「しおぶた?」と怪訝そうな子ども。そして、ひと通り塩豚の説明をしてみました。
「ふーん」とみんな納得。「それから、トマトとふだん草とパルミジャーノ・レッジャーノのオムレツ。今日はチーズたっぷりで、奮発してみました! たまごは安室養鶏所の玉子だよ。」「ぱるみじゃーの......? ふだん草......?」それはなんだなんだ、とざわっとしています。「あとは、うちの田んぼで穫れた玄米に、じゃがいものもちきびあんかけです。もちきびは沖縄の波照間島でとれたものだよ」「へえー」。
説明するまえの子どもたちはお腹ぺこぺこでそれどころじゃない、という落ち着きのなさでしたが、みんなよく聞いていました。ご拝聴、ありがとうございます。
それにしても、オムレツの人気は絶大です。「大きさが同じに切れていない!」とお叱りを受け、子どもたち自ら包丁でカットしていました。すみません、0型なので。
ほんとうに子どもは素直でおもしろいです。菜っ葉が嫌い、菜っ葉の葉はいいけど、芯はね~、豆だけ残していい?、
そんなわがままを制するのは年上の子ども。「そんなんじゃ大きくなれないよ!」「まぁまぁ、無理せずに3個だけどう?」いろいろな意見が飛び交います。
わいわいがやがや。
あこがれの給食の「お姉さん」。みんなが大きくなって、「あのときのごはん......」と、あわよくば覚えてくれていたら、いいなぁ。そんな想像をするだけで、目頭が熱くなっています。涙もろいのは、きっと秋のせい。