今年もインフルエンザの流行が懸念されています。厚生労働相の公式サイトでは、季節性インフルエンザのウイルスには、A(H1N1)亜型(平成21年に流行した新型インフルエンザと同じもの)、A(H3N2)亜型(いわゆる香港型)、B型の3つの種類があり、いずれも今年流行の可能性があるとしています。 インフルエンザ予防としてヨーグルトを摂る人も

インフルエンザを予防するには予防接種が一般的ですが、雪印メグミルク株式会社が行った予防対策に関する意識調査では、昨シーズンに予防接種を受けた人は25.5%、受けなかった人は74.5%となりました。

そして予防接種を受けなかった人のうち72%は、それ以外の何らかの予防対策を講じているという結果に。予防接種以外の対策のうち最も多かったのは、1位「帰宅時のうがい・手洗い」、2位「マスクを着用する」でした。そして「食事に気をつける」は全体の23%で、そのうちの過半数が、積極的に取り入れている食品は「ヨーグルト」(52%)だと答えています。

ガセリ菌SP株がインフルエンザ予防につながる可能性も

ヨーグルトを積極的に取り入れているという人が知ってか知らずか、実はA型インフルエンザの感染予防効果が期待される食品が、なんとガセリ菌SP株入りのヨーグルトなのです。雪印メグミルク株式会社は以下のように研究結果を発表しています。

ガセリ菌SP株を与えたマウスの場合、肺の中のA型インフルエンザウィルスの量が減少し、また、肺の炎症が抑えられるという結果も得られました。これらの実験結果から、ガセリ菌SP株が肺の中でのA型インフルエンザウィルスの増殖や感染による炎症を抑えることにより、マウスの生存率を向上させたと考えられます。

@PressNews」より引用

ガセリ菌SP 株は、経口的に摂取された後に、腸管から離れた組織である肺の免疫機能を調節することで、インフルエンザウイルスに対する生体防御機能を高めていることが予想されます。

(「Preventive effect of the oral administration of Lactobacillus gasseri SBT2055 against Influenza A virus infection.」より引用)

歯周病予防や内臓脂肪低減といった効果でマイロハスでも何度か取り上げられたガセリ菌SP株ですが、今度はインフルエンザの予防につながる可能性がでてきました。ガセリ菌SP株が入っているのは、雪印メグミルクの「ヨーグルト恵 megumi」です。比較的手に入りやすい商品だけに、その効果に期待をかけたいものです。

[厚生労働省, @PressNews, Preventive effect of the oral administration of Lactobacillus gasseri SBT2055 against Influenza A virus infection.]

yogurt photo via shutterstock

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