疲れが溜まると、すぐ顔にニキビができてなかなか治らないんです......
なんで？老化？代謝が落ちた？いやいやお酒のせい？いろいろ考えますよね（笑）。でもまあ、その全てにおいて関わりがある、ひとつの理由があります。
それは、「血」。
血の「巡り」と「質」に30代からは気をつけていかないと、こういう現象はどんどん深刻になります。残念ながら、若さに頼って安穏とできないのが30代以降の悲しいところ。
でも、ここで気づいて努力するかしないかで、のちのちのビューティ度も健康度も変わってきます！
そもそも、疲れてニキビができるのは老廃物が処理しきれていないから。その状態が続くということは、損傷した細胞を修復する力が弱いから、ですよね。
その、老廃物処理と細胞の修復は誰がやっているかというと、「血」なのです。
血が全身を巡ることで、動脈経由で酸素や栄養が行き渡って、細胞が活性化されたり生産されたり修復されたりします。また、静脈やリンパを経由して老廃物を回収するとともに、細菌や異物に対して防御を張るのも血の大切な役割です。
だからこそ、血の中にしっかり酸素や質の良い栄養素が含まれているか？そして、すみずみまで巡っているか？ということがポイントになってきます。
だから、若くて巡りの良い体は、治りが早いのです。赤ちゃんなんてその最たるものですよね。でも、血の質を低下させるような食生活や、冷えを招く生活習慣を続けていては機能が低下してしまいます。
治りにくい兆候が出てきたら、まず、体を温めること。一時的に炎症がひどくなったとしても、それは治癒の過程です。そして、水分をしっかりとって流れやすい状況を作る。細胞の修復力を高めるためには、ビタミンCやビタミンB群やタンパク質を積極的にとり、炎症を抑える油として亜麻仁油などオメガ3を豊富に含むものを生で取りましょう。
スキンケアとしてはしっかり保湿をして、スムーズなターンオーバーを促します。私の場合、患部に消炎作用のあるラベンダー精油をごく少量綿棒でつけておくと治りが早いです。一日でも早く治したかったら、内外のアプローチを組み合わせてみて！
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photo by Thinkstock／Getty Images
text by 岸紅子（NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事）
大学時代にホリスティック医療と出会い、多くの代替療法を研究。美容家としていち早く、ホリスティック(包括的)ビューティのメッセージを発信し、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会を設立。2010年秋から「ホリスティックビューティ検定」開始。トークショーをはじめ、雑誌・WEB・新聞・テレビ・ラジオなど、多くのメディアでも活躍中。
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