カゼのウイルスが侵入するのは、鼻やのどから。ここは身体の内側でありながら外気にも触れているため、粘膜によってつねに守られています。
のどの粘膜はほうきのような毛(線毛)で覆われ、1秒間に40~60回というすごいスピードでパタパタ動いて異物を追い払おうとしています。そしてその表面を粘液が覆っています。
(オーソモレキュラー.jpより引用)
ここにウイルスが入ってくると粘液がからみつき、繊毛によって外に送り出されます。この粘液を作るためにかかわっているのが、ほかならぬビタミンA。不足すると、繊毛や粘液がきちんとはたらかずにウイルスの侵入を許してしまうことになります。
絶対にカゼをひきたくない! という人、のどがちょっと弱い、という人は、粘膜のことを意識してみるのも有効。にんじんやほうれん草といった色の濃い野菜、卵、レバーなど、幅広く含まれていますので、毎日の食事で取り入れやすいのも魅力です。
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